AI人事採用ツールがもたらすリスク【後編】

採用におけるAI活用が訴訟リスクに? 人事採用でのAI利用は「まだ早い」のか

米国の人事業界の間でAI活用への懸念が高まっている。採用面接でAIツールを利用した企業が訴えられた事例もある。専門家が推奨するAIツールの使い方は。

 2023年7月に米国ニューヨーク市は、自動人事採用決定ツール(AEDT:Automated Employment Decision Toolに対する規制法を施行した。AEDTは、AI(人工知能)技術やデータ分析などを活用して雇用を自動判断するツールを指す。AEDT規制法は、企業がAEDTを利用する場合、差別的な判断をしていないかどうか第三者の監査を受け、結果を公表することを義務付けている。この法律が新たなリスクを生み出し、ツールの利用にブレーキを掛ける可能性があると専門家は慎重視する。

 AI技術を用いた人事採用ツール(AI人事採用ツール)の利用時に、企業が直面し得る課題は幾つかある。どのような課題なのか。

依然として危険なAI技術 必要なのは“健全な懐疑心”?

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Patrick Thibodeau
Patrick Thibodeau

人材管理とERP(統合業務)パッケージの分野を主に取材している。20年以上、企業IT分野の記者として活躍し、IT専門メディア「Computerworld」「InformationWeek」の他、雑誌『Federal Computer Week』(FCW)に記事を掲載。American Society of Business Publication Editors(ASBPE:米国ビジネス出版編集者協会)から全米ジャーナリズム賞を複数回受賞している。

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