用心深さが「生成AI」成功の鍵【後編】

金融大手JPモルガンが慎重に「生成AIプロジェクト」を進める理由

生成AIの導入にはメリットだけでなくリスクが付き物であり、導入企業は慎重にならざるを得ない。金融機関JPMorgan Chaseは生成AIの導入においてどのようなアプローチを採用したのか。

 テキストや画像などを自動生成するAI(人工知能)技術「生成AI」(ジェネレーティブAI)の利用機会が広がる中で、そのリスクへの対策も急務となっている。特に大企業やグローバル企業、金融などのミッションクリティカルシステムを提供する企業は、リスク抜きに生成AIの利用を考えることはできない。

 金融サービス大手のJPMorgan ChaseでAI関連の取り組みを統括するブライアン・マーハー氏は、科学技術誌『MIT Technology Review』が2023年5月に開催したカンファレンス「EmTech Digital 2023」で同社の取り組みを説明した。マーハー氏が同社の生成AI導入について強調したのは“慎重さ”だった。

JPモルガンが慎重に「生成AI」導入を進める理由

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