データ統合の旅【中編】

なぜ今こそ「API」の時代なのか? そもそも“APIの役割”とは

アプリケーションを使うほど、企業はデータのサイロ化に悩むことになる。企業の規模が大きいほど問題は深刻だ。将来的にも持続可能なアプリケーション間の接続を管理する方法とは。

 オンプレミスインフラあるいはクラウドサービスに構築したアプリケーションと、SaaS(Software as a Service)を併用する場合、企業のIT部門はデータのサイロ化(連携せずに孤立した状態になること)という課題に直面する。この課題について、調査会社 Forrester Researchでシニアアナリストを務めるデビッド・ムーター氏は次のように分析する。「SaaSと非SaaSの対立というよりも、アプリケーションの量の問題だ」

 ムーター氏によれば、今や大企業では何百というアプリケーションを利用することも珍しくない。アプリケーション間の接続数は理論上、新しいアプリケーションが追加されるたびに指数関数的に増加する。つまり、個々のアプリケーション間をポイントツーポイント(2拠点間)で結び、管理するのは持続可能な方法ではないということだ。IT部門はどうすればいいのか。

そもそも「API」の役割は?

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Cliff Saran
Cliff Saran

最先端の研究開発からシステム管理の課題、レガシーシステムの保守・運用まで、幅広い分野で記事を執筆。ブログ「Cliff Saran’s Enterprise blog」を更新し、激変するIT市場を独自の視点で分析している。

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