老舗自動車メーカーのデータ活用術【前編】

顧客体験の向上で将来を見据える ベントレーモーターズCDOインタビュー

Bentley Motorsのアンディ・ムーア氏は、データ活用の重要性を認識しデータオフィスを設立し、その後最高データ責任者(CDO)になった。CDO登用までの道のりは。

 英大手自動車メーカーBentley Motorsで最高データ責任者(CDO)を務めるアンディ・ムーア氏は自動車が好きな子どもだったという。幸いなことにムーア氏は、20年以上同社に勤務する中で、その情熱をデータ部門のリーダーとして昇華することができた。「自分の次のキャリアを考える度、Bentley Motorsにはいつも魅力的な選択肢があった。だからこの会社で働き続けられた」と同氏は語る。

 ムーア氏は自動車関連企業で自身のキャリアをスタートさせ、英国と米国で1990年代を過ごし、2000年からBentley Motorsに勤務している。同社への入社に踏み切った理由を「洗練された自動車の製造に携わるチャンスであり、自動車工学の頂点に君臨する企業だったから」だと説明する。同氏は入社以来、データ活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)を実施する部門の立ち上げをはじめ、幅広い役職を担ってきた。そして2022年11月、初代CDOに就任した。

ムーア氏がCDOに登用された訳

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