デジタルパソロジーの普及が進む

がんの早期発見を促す「病理診断のデジタル化」が進む英国 何が起きているのか

英国政府は、従来のがん診断手法を補完する技術として、デジタルパソロジー(デジタル病理画像による病理診断)技術の普及を強化する計画を打ち出している。何が起きているのか。

 デジタルパソロジー(デジタル病理画像による病理診断)は、がん診断の精度向上と迅速化につながる技術として注目を集めている。病理診断に使うスライドガラス標本を専用スキャナーでスキャンし、デジタル画像を作成することで、セカンドオピニオンの入手や医療関係者間での診断結果の共有が容易になるのもメリットだ。

 英国では2023年11月の議会で、英国国家スクリーニング委員会(UK National Screening Committee:NSC)が英国保健省に対し、病理検査におけるデジタルパソロジーの利用機会を増やすよう勧告した。同委員会の働き掛けが、デジタルパソロジー技術の普及の追い風になる可能性がある。どのような動きが生まれ始めているのか。

デジタルパソロジー普及を巡る英国の動き

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