クラウドサービスによる本当の影響【前編】

「クラウドは“ふわふわ”だから環境に優しいはず」はとんでもない勘違いかも?

世界中でクラウドサービスへの依存度が高まるにつれて、環境への悪影響は見過ごせない規模になる可能性がある。クラウドコンピューティングが本質的に抱えている環境リスクとは。

 クラウドコンピューティングの「クラウド」には雲のような“ふわふわ”した響きがあるが、クラウドの中身はその印象とは異なるものだ。ハードウェアやそれに含まれるレアメタル、ケーブル、ファン、サーバ、ストレージアレイ、ルーター、スイッチ、PCやスマートフォンなど、数々の要素がクラウドの仕組みとして動いている。

 クラウドサービス事業者がコンピューティング用のリソースを提供すればするほど、クラウドサービスが環境に与える影響はより顕著になっている。クラウドコンピューティングは大量のエネルギーを必要とし、そのエネルギーの生産が環境フットプリント(人が地球環境に与える負荷の大きさを表す指標)となる。それが生み出す具体的な影響を、幾つかの視点で考えてみよう。

「クラウドが環境に優しい」はとんでもない勘違い?

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