Linuxディストリビューションの選択肢【前編】

CentOS後継として「Rocky Linux」と「AlmaLinux」が人気な訳

「Rocky Linux」と「AlmaLinux」は、Red Hatが「CentOS Linux」の廃止を発表した後に誕生したディストリビューションだ。CentOS Linuxの後継として選ばれるRocky LinuxとAlmaLinuxにはどのような特徴があるのか。

 Red Hatは、OS「Linux」のディストリビューション(配布パッケージ)を提供する「CentOS」プロジェクトを通じて、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)の無償版である「CentOS Linux」を提供してきた。ところがIBMが2019年にRed Hatを買収した後、IBMはCentOS Linuxを廃止する方針を発表し、代わりとなる「CentOS Stream」を打ち出した。この事実は、「Linux」を活用していた企業に衝撃を与えた。

 CentOS Streamは、小さな更新を小まめに提供する「ローリングリリース」方式を採用している。この方式はアップデートの公開スケジュールが固定されていないため、信頼性の観点から見ると理想的だとは言えない。IBMがCentOS Linuxの廃止を宣言した直後、「Rocky Linux」と「AlmaLinux」という、2つの新しいディストリビューションが誕生した。両者の共通点や違い、CentOS Linuxにとってどのような存在なのかを見ていこう。

「Rocky Linux」と「AlmaLinux」がなぜ“CentOSの後継”になるのか

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