大量退職が及ぼす影響【前編】

「ベビーブーム世代」がもう働こうとしない本当の理由

労働力不足に追い打ちを掛けるのが、1946年から1964年に生まれた「ベビーブーム世代」の退職だ。ベビーブーム世代が退職する理由は、定年だけではない。何が本当の理由なのか。

 米国では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を契機に、従業員の離職が続く「大量離職」(The Great Resignation)の時代に突入した。米国労働省労働統計局(BLS:Bureau of Labor Statistics)が2022年4月に公開したデータによると、2021年4月から2022年4月の12カ月における米国の離職者数は7160万人だった。

 大量離職の一端を担うのが、1946年から1964年に生まれた「ベビーブーム世代」の労働者の退職だ。ベビーブーム世代が退職する理由は、定年だけではない。なぜベビーブーム世代はもう働こうとしないのか。

ベビーブーム世代がもう働こうとしない本当の理由

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