“AI人材の獲得”を巡るベンダーの思惑

Google、IBMなどが「約1億人のリスキリング」を掲げる団体結成 その本当の狙い

AI技術の普及で生じた雇用喪失に対抗するため、CiscoやGoogleをはじめとしたIT大手9社がコンソーシアムを設立した。その内容は労働者のスキルアップに寄与するものだが、専門家は課題を指摘する。

 2024年4月、Cisco SystemsやGoogle、IBM、MicrosoftをはじめとするIT企業大手9社が「AI-Enabled Information and Communication Technology (ICT) Workforce Consortium」というコンソーシアムを設立した。AI(人工知能)技術の普及で労働者の雇用が失われる動きを受けて、労働者のスキルアップやリスキリングを支援することを目的に掲げている。一方でコンソーシアムの施策がどのように機能するか、誰に利益をもたらすかといった観点から、専門家は疑問を呈する。このコンソーシアムの狙いはどこにあるのか。

「約1億人のリスキリング」の本当の狙い

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Patrick Thibodeau
Patrick Thibodeau

人材管理とERP(統合業務)パッケージの分野を主に取材している。20年以上、企業IT分野の記者として活躍し、IT専門メディア「Computerworld」「InformationWeek」の他、雑誌『Federal Computer Week』(FCW)に記事を掲載。American Society of Business Publication Editors(ASBPE:米国ビジネス出版編集者協会)から全米ジャーナリズム賞を複数回受賞している。

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