レイオフではなく「破壊的変化」をもたらす?

「未経験エンジニア」はもう要らない 生成AIによって壊れゆく採用市場

企業は生成AIを業務に活用し始めている。この動きは、単純な業務を国外に委託するオフショアアウトソーシングと共通する部分がある。採用市場、ひいては教育現場にどのような影響をもたらし得るのか。

 AI(人工知能)技術を使って文章や画像などを自動生成する「生成AI」(ジェネレーティブAI)は、労働雇用市場の在り方を変えている。その変化は広範なレイオフ(一時解雇)ではなく、求人広告で応募者に求められる条件への影響として現れている。「自動化が進む可能性が高い業界では、生成AIによって仕事を自動化できる職種において、雇用する従業員の数を減らす動きが目立つ」というのが、労働市場の専門家の見解だ。

 一方で、IT業界では、生成AIによる自動化の進展が直接的なレイオフの原因にはなっていないという見方がある。雇用主は生成AIを自社の業務に活用し始めたばかりで、「生成AI革命」の先駆け的存在だったチャットbot「ChatGPT」にしても、登場したのは2022年11月のことだからだ。

 それでも、生成AIが労働市場に大きなディスラプション(創造的破壊)を起こす可能性は残る。どのような影響が懸念されているのか。

エンジニアが直面する「生成AIによる採用市場の破壊」とは

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Patrick Thibodeau
Patrick Thibodeau

人材管理とERP(統合業務)パッケージの分野を主に取材している。20年以上、企業IT分野の記者として活躍し、IT専門メディア「Computerworld」「InformationWeek」の他、雑誌『Federal Computer Week』(FCW)に記事を掲載。American Society of Business Publication Editors(ASBPE:米国ビジネス出版編集者協会)から全米ジャーナリズム賞を複数回受賞している。

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