ネットワークSLAにご用心【後編】
ネットワーク契約時に絶対見るべき「サービスレベル契約」(SLA)の中身は?
ネットワークの品質を測る参考にもなるSLA。ユーザー企業は回線サービスを契約する時、SLAのどのような点を確認すべきなのか。
ユーザー企業がサービスプロパイダーとネットワークの回線サービスを契約する時には、SLA(サービスレベル契約)を確認すべきだ。SLAはサービスプロパイダーとユーザー企業が、サービスの内容や品質について合意する契約だ。
障害の発生時や、回線の速度が遅いと感じた時には、SLAの内容を基にサービスプロパイダーと交渉することになる。SLAの内容は、サービスプロパイダーが提供する回線サービスの品質について判断する材料となる。SLAのどのような項目を確認すればいいのか。
ネットワーク回線契約時に確認すべき「SLA」の項目はこれだ
併せて読みたいお薦め記事
連載:ネットワークSLAにご用心
IT契約にご用心
ネットワークの回線サービスを契約する際は、次の項目のSLAについて確認する必要がある。
- サービスの内容
- ダウンタイム
- 停止時の復旧時間
- 平均修復時間(MTTR)
- その他、ネットワーク運用の構成要素
SLAには、サービス品質を測定するための指標も明記されている必要がある。ユーザーはネットワークのパフォーマンスが合意された指標を下回った場合にどのように返金や割引をするのかについても確認する必要がある。
一方で、サービスプロパイダーの立場でSLAを見れば、回線サービスのSLAは自社だけで決めることはできない。クラウドサービスベンダー、通信事業者、システムインテグレーターなど複数のベンダーが協力することで回線サービスは成り立っているからだ。
サービスプロパイダーとユーザー企業がより良いSLAを結ぶにはどうすればいいのか。サービスプロパイダーは、ユーザー企業がどのリソースを維持する必要があるのかを理解する必要がある。例えば、クラウドサービスが関係している場合、サービスプロバイダーは接続の要素には責任を持つが、クラウドインフラ内のリソースには責任を持たないという場合もある。
近年、サービスプロパイダーはよりユーザー企業目線のSLAを提示するようになっている。ネットワークのレイテンシ(遅延)やパケットロス(損失)といったネットワークの一部の要素にこだわらず、稼働時間や障害発生時の平均修復時間(MTTR)などのネットワーク全体に目を向けた指標を提示するようになった。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー