メインフレームを正しく評価する【前編】

「メインフレーム」は時代遅れ――この誤解が消えることはない理由

ワークロード(アプリケーション)を配置するインフラの選択肢として、メインフレームが敬遠されていると筆者は感じることがある。その動きの背景には何があるのか。インフラ選択の“落とし穴”を説明する。

 「メインフレームは大企業のコンピューティングの中心的存在であり、これに取って代わるものは存在しない」。メインフレーム関連のコンサルティングを手掛けるMainframe Analyticsのチーフストラテジストで、「メインフレームの伝道師」を自称するレグ・ハルベック氏に筆者がインタビューをした際、同氏はこう切り出した。

 複数のコンピュータや拠点でデータを処理する「分散コンピューティング」のバックグラウンドを持つ筆者にとって、ハルベック氏の発言は少々極端過ぎるように思えた。とはいえ筆者は、メインフレーム否定派ではない。基幹システムのインフラとしての要件を満たす、重要な存在の一つがメインフレームだと筆者は捉えている。だがさまざまな組織におけるシステムの現状を見ると、メインフレームがその役割を十分に果たしているとは言えない場合がある。この問題について、何が原因なのかを掘り下げてみた。

「メインフレームが時代遅れ」という誤解はなぜ消えないのか

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