事業継続性を高める“準備”とは

「テレワーク軽視」が致命傷に? 災害時に生き残れる企業の“4つの条件”

自然災害やパンデミックなど、想定外の事態下でも業務を継続できる企業とできない企業。その明暗を分けたのはテレワークの整備状況だということを、研究チームが突き止めた。BCPに組み込むべきテレワーク施策とは。

 2024年10月に米フロリダ州を襲ったハリケーン「ミルトン」は甚大な被害をもたらした。自然災害への備えとして、テレワークがBCP(事業継続計画)の必須要素であることを浮き彫りにした形だ。

 テレワークやハイブリッドワーク(テレワークとオフィスワークの組み合わせ)に抵抗を示す企業は存在する。一方で、ある研究結果からは、ITを活用したテレワークが危機的状況下での事業継続にメリットをもたらすことが明らかになった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミック(世界的大流行)を分析したこの研究で、パンデミック前からテレワーク体制を整えていた企業、特に非必需品産業の企業は、テレワークの準備不足だった競合他社を大きく上回る業績を残したことが分かった。なぜテレワーク実施企業は危機を乗り越えられたのか。企業は事業継続のためにどのような準備をすべきなのか。研究結果から読み解いていこう。

事業継続の鍵を握る4つの施策とは?

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Patrick Thibodeau
Patrick Thibodeau

人材管理とERP(統合業務)パッケージの分野を主に取材している。20年以上、企業IT分野の記者として活躍し、IT専門メディア「Computerworld」「InformationWeek」の他、雑誌『Federal Computer Week』(FCW)に記事を掲載。American Society of Business Publication Editors(ASBPE:米国ビジネス出版編集者協会)から全米ジャーナリズム賞を複数回受賞している。

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