AIの業務活用、どこまでできる?【後編】

「AIが記事を書く時代」はまだ来ない? IT記者が主要LLMで検証してみた

LLMを用いた業務効率化が進む中で、「人間の仕事は代替される」という声も上がっている。実際のところはどうなのか。IT記者が複数のLLMを使って検証した。

 さまざまなAI(人工知能)ツールが登場し、業務効率化に活用する動きが広がっている。それらを使う中で、「期待通りに動作しなかった」と感じるユーザーは少なくないだろう。そこで、米Informa TechTargetがフランスで展開するIT専門メディア「LeMagIT」の編集部は、「AIは業務にどこまで使えるのか」を見極めるための検証を実施。記者が取材中に録音した音声を幾つかのLLM(大規模言語モデル)に渡し、それを記事として公開できる形に変換してもらったものを評価した。

 検証では、回数制限やコスト、セキュリティが課題になりがちなクラウドサービス経由ではなく、PCでLLMを動作させた。対象となるLLMは以下の通り。

  • Googleの「Gemma 3」
  • Meta Platformsの「Llama 3.3」
  • Anthropicの「Claude 3.7 Sonnet」
  • Mistralの「Mistral」「Mistral Small 3.1」「Mistral Nemo」「Mixtral」
  • IBMの「Granite 3.2」
  • Alibabaの「Qwen 2.5」
  • DeepSeekの「DeepSeek R1」(※)

※厳密には、DeepSeek-R1の蒸留モデル。蒸留とは、大規模モデルから学習した知識を、小規模モデルの訓練に活用する手法。ここでは、LlamaおよびQwenといったオープンソースモデルをベースに、DeepSeek-R1の推論パターンを学習させたもの。

 「LLMから実用に足るアウトプットを得られるか」を焦点に検証した結果を解説する。

「AIが記事を書く時代」はまだ来ない? 記者がLLMを比較検証

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