ランサムウェア攻撃者との交渉ガイド【前編】

ランサムウェア集団への「身代金支払い」を企業が拒否し始めた理由

企業によるランサムウェアへの身代金支払い額が減少傾向にある。こうした傾向は望ましいが、企業がランサムウェアによる侵害を受けたら危機的な状況に陥ることには変わりがない。攻撃を受けたらどうすべきなのか。

 インシデント対応サービスを提供するCoveware(Veeam Softwareが2024年に買収)が2025年2月に発表した調査内容によれば、2024年第4四半期(10~12月)にランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃を受けた企業のうち、身代金を支払ったのは25%にとどまった。これは過去最低の水準であり、「ランサムウェアとの戦いの重要な節目」であると同社は述べている。

 同調査では、支払われた身代金の中央値が11万890ドルで、2024年第3四半期(7~9月)と比べて45%減少したことも明らかになった。企業による身代金の支払いが減少している背景には何があるのか。企業がランサムウェアによる攻撃を受けた場合、どのような判断をすべきか解説する。

ランサムウェアの身代金支払い額が減っている理由とは

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