シェアは5Gより4Gが優位

「4G」「5G」の“プライベート無線”がユーザー200%増、大躍進の理由は?

5Gや4Gの「プライベート無線ネットワーク」の導入が広がりつつある。Juniper Researchの最新調査によれば、導入企業は今後5年で2.9倍に増加。信頼性やセキュリティの向上を背景に、市場拡大が進む見通しだ。

 区画ごとに基地局を設置する「セルラー方式」による移動通信システムをユーザー組織が自営網として運用するプライベートネットワークを、「プライベート無線ネットワーク」(自営無線網)と呼ぶ。代表例が「5G」(第5世代移動体通信システム)を使用する「プライベート5G」(日本国内では主に「ローカル5G」と呼ぶ)や、「LTE」(Long Term Evolution)などの「4G」(第4世代移動体通信システム)を使う「プライベート4G」だ。

 通信専門の調査会社Juniper Researchは2025年3月、企業におけるプライベート無線ネットワークの導入には明確な利点があり、導入の必要性も高まっているが、近年のプライベート無線ネットワークの市場拡大は緩やかだったとの調査結果を発表した。だが、その2カ月後の2025年5月に発表した調査レポートでは、「世界のプライベート無線ネットワークの導入企業数は2025年のほぼ累計2500社から、2030年までに194%増加し、累計7000社以上に達する」との見通しを示した。

市場拡大を後押しする要因は「セキュリティ」と「低遅延」

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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