オンプレミス回帰に新たな潮流【第4回】

「脱クラウド」はオンプレミスへの“単なる揺り戻し”ではなかった?

クラウドサービスからオンプレミスのインフラに回帰する動きは、単なる“揺り戻し”ではない。企業は新たなインフラ戦略の一環として、どのような観点からオンプレミス回帰を選択しているのか。

 クラウドサービスからオンプレミスインフラへと、アプリケーションやデータを戻す「脱クラウド」(オンプレミス回帰)の動きが一部で見られる中、「クラウドは万能ではない」という認識もまた広がりつつある。その動きの本質を見極めるには、単にオンプレミスに移行する動きがあるという表層的な観測にとどまってはいけない。

 脱クラウドが戦略的に選択されている背景を取り上げた第3回「『脱クラウド』『オンプレミス回帰』がブームではなく“戦略”として広がる理由」に続き、本稿は脱クラウドの動きと共にどのようなインフラ戦略が求められるようになっているのかを考える。

クラウドからの全面撤退は非現実的

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