運用自動化とIaC時代に潜む“責任の罠”

「コードを書かない情シス」が詰む瞬間 大企業と中小で違う”代償”

「情シスはコードを書くべきか」。この判断を誤ると、大企業では「説明責任」で、中小企業では「運用破綻」で詰むことになる。本稿ではそれぞれのリスクを解説する。

 「情シス部員はコードを書くべきか」──この議論は、しばしば精神論やスキル論で終わってしまう。だが現場の実態はもっと残酷だ。その判断ミスは、システム障害やインシデント発生時に、取り返しのつかない「詰み」となって情シスを襲うからだ。

 本稿で定義する「コード」とは、業務アプリ開発のことではない。PowerShellなどのスクリプトやIaC(Infrastructure as Code)による構成管理を指す。コードを書かないことによる「致命傷」は企業規模によって全く異なる。では、具体的にどこまでを内製し、どこからを任せるべきなのか。

合理的な判断が裏目に出る

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