無限労働日の功罪【後編】

「テレワークのせい」だけじゃない? 深夜残業が“正当化”される根深い問題

「午前9時~午後5時」の平均的な勤務時間にとらわれず、早朝から深夜まで働く「無限労働日」という考え方が広がっている。状況を悪化させた要因の一つはテレワークの普及だが、それ以外にも根深い問題がある。

 従来の「午前9時~午後5時」という平均的な勤務時間にとらわれず、早朝から深夜まで働く「無限労働日」とも呼ぶべき状況が広がりつつある。従業員が世界中のどこにいてもメールやチャットを通じて連絡を取ることが可能になり、労働時間は拡大してきた。

 このことは柔軟な働き方をもたらした一方、従来の労働時間とプライベート時間の境界線を崩してしまった。もはや従業員にとって、オフィスを離れることは勤務時間外であることを意味していない。いつでも仕事ができる状態であれば、労働時間は際限がなくなり、従業員が燃え尽きてしまう可能性がある。こうした状況を悪化させた要因の一つはテレワークの普及だ。しかし要因はそれだけではない。

状況を悪化させた“テレワークだけじゃない”要因

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