「Wasabi Fire」らが示す、AI時代のインフラ生存戦略

2026年「SSD枯渇」の悪夢再び? AIブームが引き起こすストレージ調達危機

「ストレージはただの器」という認識が、AIプロジェクトを破綻させる。AIの真の力を引き出し、コストの死角を消すための戦略的資産のこつとは。ベンダー動向を踏まえ解説する。

 2025年11月、ストレージベンダーWasabi Technologiesは高性能クラウドストレージサービス「Wasabi Fire」を発表した。このサービスは、AI(人工知能)技術をはじめ、低いレイテンシ(遅延)が求められるワークロードを処理しやすくするよう設計されているという。

 Wasabi Technologies によると、Wasabi Fireはストレージインタフェース規格「NVMe」(Non-Volatile Memory Express)を使用したオールフラッシュストレージに基づいており、AIモデルのトレーニングや推論に必要な高スループットと低レイテンシを提供する。

 Wasabi Fireの投入は、エンタープライズ向けストレージ市場の重要なトレンドを示している。DataDirect Networks(DDN)やPure Storage、Dell Technologiesといったストレージベンダーは、複雑なAIワークロードの処理を可能にするために必要な性能やスケーラビリティ(拡張性)を提供できる製品開発に注力しているところだ。本稿は、AIがストレージベンダーの製品戦略に与える影響をまとめた。

「AIを導入したが、成果出ない」 鍵はストレージに?

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Robert Sheldon
Robert Sheldon

テクニカルコンサルタントを務め、フリーランスのテクノロジーライターとしても活動している。「Windows」やデータベース、ビジネスインテリジェンス(BI)を主なテーマとして、書籍や記事、研修教材の豊富な執筆経験を持つ。

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