「廃止方針」から6年、いまだに残るパスワード付きZIP運用の代償

PPAPを放置する情シスへの“最後通告” 事故時に「慣習でした」は通用するか

パスワード付きZIPのパスワードを別メールで送るPPAP。しかし政府の廃止方針やマルウェア被害を受け、その有効性が問われている。本稿では脱PPAPの選択肢と情シスに必要な判断軸を考える。

 「PPAPの代替手段を決め切れない」「取引先が対応してくれない」「結局、何が正解なのか分からない」――。

 パスワード付きZIPファイルをメールで送り、別メールでパスワードを送る。いわゆる「PPAP」は、日本企業で長年セキュリティ対策として使われてきた。しかし2020年以降、政府による廃止方針の表明や、「Emotet」などのマルウェアによる悪用事例が相次ぎ、その有効性に疑問が突きつけられている。

 PPAPを使い続けている企業はなぜ、その運用を続けてきたのか。マルウェア感染や情報漏えいといった事故が発生した瞬間、その運用を「是」と判断し続けてきた理由を、情報システム部門(以下、情シス)はどのように説明すればいいのか。

 本稿は、脱PPAPに向けて情シスが検討すべき判断軸と、取りうる代替案を紹介する。

記事の末尾で、「PPAP利用実態アンケート」を実施しています。
他の回答者の選択肢回答結果も閲覧できます。ぜひご回答ください!

そもそもPPAPがセキュリティ対策として定着した理由

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