失敗しないノートPCの選び方【前編】

“予算優先”のノートPC選びは危険? 「処理が重い」の真犯人

ノートPCを調達する際、重視すべき基準はハードウェアのスペックではなくソフトウェアだ。裏で動くツールやWebアプリケーションが、システムに深刻な負荷をかけている可能性がある。快適な稼働に必要な条件とは。

 PCの調達に際して、「もっと安いモデルで十分だろう」という経営層の圧力に屈して最低スペックのPCを導入すれば、いずれ「Web会議が落ちる」「動作が重い」といった現場からのクレーム対応に追われることになる。

 業務用のノートPCを選ぶ際は、処理性能、セキュリティ、将来必要になるソフトウェア、予算の制約をてんびんにかける必要がある。大半の企業にとって、ノートPC調達の指針となる最も重要な要素はソフトウェアだ。ハードウェアが満たすべき性能やセキュリティの要件は、企業が使用するアプリケーションによって決まる。

 なぜソフトウェアがハードウェアの選択を左右するのか。それは、たいていのアプリケーションがCPUやGPU(グラフィックス処理装置)、メモリ、ストレージ、ネットワーク機能といった各コンポーネントに負荷をかけるからだ。

 経営層の根拠のない予算削減要求を論理的に跳ねのけ、実務に耐え得るPCを確保するには、「何にどれだけのコンピューティングリソースを奪われているか」を可視化することが欠かせない。本稿は、自社が導入しているツール群が要求するシステム負荷を客観的に導き出すための要件と検討事項を紹介する。

予算よりも優先すべき4つの要件

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