月間1万件のアラートを10分の1に

NTTドコモが障害初動対応を数時間から3分に短縮した「先回り運用」の全貌

複数システムにまたがる月間1万件のアラートに忙殺されていたNTTドコモは、インシデント管理システムの導入で不要な通知を9割削減した。初動対応を3分に短縮し、顧客への影響を防ぐ先回り運用を確立している。

 多様なデジタルサービスが展開される現代において、システムの安定稼働はビジネスの生命線だ。しかし、複数の監視ツールから発報される膨大なアラートに運用担当者が忙殺され、重要な障害への対処が遅れる課題は、至る所で発生している。NTTドコモの情報システム部も、かつては月間1万件に及ぶアラートと属人的な情報連携、深夜帯の呼び出しに疲弊していた。

 こうした状況を打破するため、NTTドコモはインシデント管理システム「PagerDuty」を導入した。ルールエンジンを活用して月間1万件のアラートを精査し、「見るべき情報」を1000件に絞り込んで明確化している。適切な担当者を自動で呼び出す仕組みを構築し、数時間かかっていた初動対応をわずか3分に短縮した。結果として、月間40時間の非クリティカルな業務を削減し、外部のネットワーク監視センター(NOC)への業務委託が不要な体制へと変容を遂げている。

 属人的な対処から脱却し、AI活用を見据えた次世代のインシデント管理とは。NTTドコモが実践する「プロアクティブ運用」とプロセス改善の全貌を解き明かす。

先手を打つ障害対応をどう実現したか

印刷する
SNSでシェア

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー