復旧時間を97%削減

レッドブルF1の危機をパスワード管理ツールが救う? 許されないシステム停止

Oracle Red Bull RacingのF1マシンの空力テストを担うITインフラは限界に達し、深刻な稼働停止を引き起こしていた。なぜ認証管理ツールが危機的状況を解消する「インフラ復旧」の切り札になったのか。

 F1(フォーミュラ1)チームが研究や開発、テストに費やす時間と資金は極めて重要だ。1分1秒、1円たりとも無駄にはできない。年間予算の上限やテスト制限が厳格に定められている中、Oracle Red Bull RacingはITインフラの障害復旧という意外な課題に直面していた。

 マシン周辺の空気抵抗を測る「風洞施設」でのテスト中にシステムが停止すれば、貴重な開発時間が失われ、マシンの性能低下に直結する。この致命的なダウンタイム(システム停止時間)の解決へと導いたのが、認証情報管理ツール「1Password」だった。1Passwordを導入したことで、Oracle Red Bull Racingはテストや開発の過程における風洞施設のシステム復旧時間を1時間から2分へと短縮(97%削減)できたという。

 認証情報管理ツールという、一見するとF1に結び付かない技術が、どのようにして圧倒的な開発効率をもたらしたのか。

「サーキットよりも大きなプレッシャー」を生む風洞施設でのシステム運用

印刷する
SNSでシェア

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー