国家の壁、AI、犯罪の分業化

被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由

FBIによれば、2025年のサイバー犯罪被害額は日本円で約3兆円に達した。一方で、実際に起訴される犯罪者はごく一部にすぎない。なぜこれほど被害が拡大しても、犯人は捕まらないのか。その理由を整理する。

 サイバー犯罪による被害は拡大の一途をたどっている。FBIが公表した「FBI Internet Crime Report 2025」によれば、通報件数は同局の歴史上初めて100万件を突破し、被害額は208億7000万ドル(約3兆円)に達した。

 一方で、これほど巨額の被害が発生しているにもかかわらず、実際に身柄を拘束され、裁かれる犯罪者はごくわずかだ。なぜ犯人は捕まらないのか。その背景には、単なる捜査能力の問題ではなく、国際情勢や犯罪ビジネスの変化を利用した「捕まらないための仕組み」が存在する。

 本稿では、サイバー犯罪者が司法の網をすり抜ける3つの理由と、それに対して法執行機関がどのような戦略へ転換しているのかを整理する。

理由1.「起訴されにくい場所」を選んで攻撃している

印刷する
SNSでシェア

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー