脆弱性は「外部スクリプト」にあり

サードパーティーCDNの恩恵はもはやゼロ? 放置できない「外部JavaScript」に潜む脅威

Webサイトが使用するサードパーティー製スクリプトが改ざんされると、サーバのセキュリティをすり抜け、ユーザーデータが奪われる危険性がある。大きな被害をもたらし得るこの脅威に対し、どう防御すればよいのか。

 現代のWebサイトにおいて、スクリプト言語「JavaScript」はページの構成要素として欠かせない存在だ。外部ドメインから動的に読み込まれるサードパーティーのJavaScriptスクリプトは、大半のWebサイトで使用されている。

 自社サーバで実行されるプログラム(サーバサイドプログラム)は、厳密なコードレビューやテストを経て本番環境に適用される。しかしWebブラウザの仕組み上、ページ内に読み込まれたプログラムは、提供元にかかわらず「ページ上のあらゆる表示データやエンドユーザーの入力内容(認証情報やクレジットカード番号など)」にアクセスできてしまう。そのため、もしサードパーティー製スクリプトが改ざんされた場合、自社のセキュリティ管理をすり抜け、エンドユーザーデバイスで無制限のアクセス権を持ったまま悪意あるプログラムが実行されてしまうという構造的な弱点が存在する。

 サードパーティー製スクリプトを標的とした改ざん攻撃によって、航空会社のBritish Airwaysでは顧客データが流出し、1億8900万ポンドの罰金を科された。暗号資産取引所のBybitにおいても、約15億ドル相当が流出した事例が報告されている。

 システムを停止させることなくサードパーティーのJavaScriptスクリプトの依存関係を可視化し、見えない脅威から身を守るにはどのような技術的アプローチが有効なのか。

従来アプローチとの設計思想の違いと可視化の重要性

印刷する
SNSでシェア

関連記事

新着ホワイトペーパー PR

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

IT導入や運用管理に関する技術資料やレポートが閲覧でき、興味や必要性に合致した情報を、的確かつ迅速に入手できます

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー

TechTargetジャパンについて