「完全自動」を目指すと失敗する?

AI自動化が進まない理由の1位は「詳しい人がいない」 従業員300人調査

AIツールの業務活用が期待される一方、完全自動化への過度な期待が導入を難しくする場合がある。調査では、8割の回答者が「人間の関与を残した運用」を希望している。現場が本当に求めるAI活用の姿とは。

 AIツールのビジネス適用が進む中、現場における業務自動化のニーズと実運用に向けた課題が明らかになりつつある。コンテンツ制作を手掛けるWebライタープロは2026年7月19日から21日にかけて、企業や団体で働く従業員300人を対象に、「生成AI活用による業務効率化に関する調査」を実施した。

 調査結果によると、回答者の大半が日常業務において自動化したい作業を抱えている。現場は定型業務の効率化を求めているものの、AIツールの運用においては完全な自動化ではなく、人間の確認工程を残した運用設計が支持されている実情が浮き彫りになった。導入を主導する専門知識を持った人材が社内に不在であることが、システム間の連携や出力精度への懸念と並んでAI活用の大きな障壁になっている。

 具体的な自動化の対象業務や、現場が直面する運用上の制約とはどのようなものか。調査結果を基に解説する。

完全自動化を避ける「AI+人」の分担設計

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