相次ぐ建設計画の延期

GoogleやMetaの足かせに データセンターへの投資を阻む“電力不足以外の問題”

アジア太平洋地域でデータセンター建設に向けた投資が盛んだ。しかし、GoogleやMeta Platformsといった主要企業には、深刻な電力不足とさらなる障壁が立ちはだかっている。資金があっても解決できない問題とは。

 私たちが日々当たり前のように利用している生成AIやクラウドサービス。その背後では、膨大なデータを処理するための巨大な施設「データセンター」がフル稼働している。コンサルティング企業Deloitte Touche Tohmatsuの予測によれば、2030年までにアジア太平洋地域(APAC)におけるデータセンター投資額は8000億ドルに達する見込みだ。

 しかし、この建設ラッシュは世界の送電網が持つ限界と衝突している。GoogleやMeta Platformsをはじめとする大手IT企業は、AIブームをけん引するために新たなデータセンターを建設しようとしている。この動きにおける最大の懸念事項はもはや「建設用地の確保」や「税制優遇」ではない。「十分な電力をいかに確保するか」という、物理的な制約だ。

お金で解決できないデータセンター建設問題

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