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無線LAN関連に興味津々 2014年、読者が最も検索したネットワークキーワード2014年 検索キーワードランキング(ネットワーク編)

モバイルとクラウドに後押しされ、ネットワークの重要度は高まる一方。2014年に検索されたネットワーク関連キーワードのトップ10を紹介します。

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TechTargetジャパン 2014年 検索キーワードランキングTop10(ネットワーク編)

» 2014年1月1日〜2014年11月30日
  1. 無線LAN
  2. IEEE 802.11 ac
  3. VXLAN
  4. SDN
  5. WPA
  6. ファイアウォール
  7. OpenFlow
  8. ファブリック
  9. VPN
  10. ホワイトボックス

ランキングの作成方法

検索エンジンからTechTargetジャパン記事へのアクセスについて、入力されていた検索キーワードを一覧にし、ネットワーク分野の製品名や、「OpenFlow」「IEEE 802.11 ac」といった、関連する語句を含む検索キーワードをネットワーク関連としてピックアップ。上位10件の検索キーワードからランキングを作成しました。


無線LAN関連でワンツーフィニッシュ

 2014年、ネットワークの分野において最も検索されたキーワードは「無線LAN」で、「IEEE 802.11ac」がそれに続きました。TechTargetジャパンでも度々取り上げている通り、スマートデバイスの急速な普及に後押しされる形で、企業の無線LAN需要は今、急速に拡大中。2015年にはいよいよIEEE 802.11acのWave 2仕様(完全な仕様)に準拠した製品も登場すると見られ、このタイミングで購入すべき製品を選定するため、多くのIT担当者が情報収集に力を入れている様子がうかがえます。ちなみにベストテンにこそ入らなかったものの、「Wave 2」「ギガビット無線LAN」といったキーワードも上位に続きました。

意外な注目度!? 第3位に「VXLAN」

 3位に入ったのは「VXLAN」でした。米Cisco Systemsと米VMwareが中心となって提案したVXLAN(Virtual Extensible VLAN)は、距離の離れたデータセンター間で仮想マシン(VM)の長距離マイグレーションを行うための論理ネットワーク(拡張VLAN)の構築を可能にする技術です。企業システムのデータセンターへの集約が進む中、ますます大規模化するネットワークを管理するため、従来の「VLAN」に変わる新しい仕組みが求められて誕生したVXLAN。後述する第4位の「SDN(Software Defined Network)」を実現する鍵となる技術でもあり、関心も高まっているのでしょう。

実用化のフェーズに進むSDN関連もしっかりランクイン

 SDNが4位に止まったのはやや意外な印象もありますが、7位に「OpenFlow」、8位にはSDNの物理的基盤となる技術である「ファブリック」がランクインしているところから、依然としてこの分野への関心は強いものと見られます。「次世代の技術」「未来のネットワークの形」といわれ続けてきたSDNですが、企業での導入事例も着々と増えつつあります。実用フェーズに入ったSDNは2015年、さらなる広がりを見せるのか。TechTargetジャパンではこれからも、SDNの動向に注目していきます。

課題のセキュリティにも高い関心

 無線LANの普及はユーザーには利便性をもたらしますが、管理者にとってやはり気掛かりなのはセキュリティのこと。5位には無線LANの暗号化技術である「WPA」が、6位には「ファイアウォール」がランクインしました。無線LANは目に見えない分、管理を怠ると外部からの侵入を許すリスクが高くなってしまいがちです。通信を暗号化し、不正なアクセスはネットワークの入り口で遮断するのは基本中の基本。アプリケーションを制御する「次世代ファイアウォール(NGFW)」や「Webアプリケーションファイアウォール(WAF)」といったセキュリティ製品も広く使われるようになっています。

外出先や自宅からのアクセス需要増で「VPN」が気になる

 9位には「VPN」が入りました。スマートデバイスの普及により、社内のみならず、社外からのリモートアクセスを望む人も多くなっています。そこで必要になるのがVPN。しかし、VPNを本格的に導入しようとすると負担も大きいため、中堅・中小企業などではインターネット回線を利用した「インターネットVPN」や、機器の調達から運用、保守までをサービスとして提供する「マネージドVPN」も多く利用されています。今回の調査でも「IP」「マネージド」といった言葉とともに検索する例が多く見られました。

「Facebookスイッチ」はネットワークを変えるか

 10位にランクインしたのが「ホワイトボックス」。Facebookが中心となって進める「Open Compute Project」(OCP)がいよいよ本格的に動き出しつつあります。これは一言でいえばハードウェア設計のオープンソース化。仕様を統一し、廉価なホワイトボックスの上に最低限のソフトウェアを搭載したシンプルな設計とすることで開発コストを削減し、複雑な動作はソフトウェアでコントロールしようという発想に、賛同者が続々と増えつつあります。ネットワークスイッチ市場を大きく変える可能性を秘めているこのムーブメントを、TechTargetジャパンの記事から振り返ってみてはいかがでしょう。

 事業のスピードアップやワークスタイル変革が叫ばれる中、ネットワークに期待される役割はますます大きくなっています。2015年も、武器としてのネットワークに注がれる熱いまなざしを読者の皆さんと共有できれば幸いです。

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