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オールフラッシュ支持者が知らない「テープ」の優位性、SSD併用で利用拡大も:全世界のデータの70%は「テープ」に保存されている(1/2 ページ)
長期的なデータ保持において比較的安価な方法がテープアーカイブだ。とはいえ、アクティブアーカイブなどのストレージ技術とテープシステムは、どのように組み合わせればよいのだろうか。
ストレージの記憶メディアとしてテープを採用する最大のメリットは、保有コストが低いことだ。ディスクアーカイビングとテープアーカイビングを比較した分析は、Information Storage Industry Consortium(INSIC)やClipper Groupなど複数の研究機関が実施している。
INSICによると、500TBのアーカイブを5年間保持するのに掛かる総所有コスト(取得コスト+電力コスト)は、ディスクの場合は約150万ドルで、テープを利用する場合は約25万ドルと試算している。
Clipper Groupはディスクリポジトリとテープリポジトリの電力コストを比較して、ディスク製品は同じ容量のテープ製品よりも約76倍のコストが掛かることが分かったという。
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