2014年12月04日 08時00分 UPDATE
特集/連載

パブリッククラウドはココに注意Microsoft Azure CTOが挙げる、10項目のパブリッククラウドリスク

米MicrosoftのAzureクラウドCTO、マーク・ルシノビッチ氏は、パブリッククラウドセキュリティの主なリスクとして、悪意のある内部関係者、共有テクノロジー、データ侵害、人工知能、データ喪失など、10項目を挙げた。

[Archana Venkatraman,Computer Weekly]
Computer Weekly

 「コンピューティングは、クラウドやモバイルが全盛の第3世代に入った。しかし、クラウドのセキュリティについてはまだ十分考えられていない。パブリッククラウドのセキュリティリスクに対処し、その懸念を広く知らしめることが重要だ」と、ロンドンで開催された年次IP Expo 2014で米MicrosoftのAzureクラウドCTO、マーク・ルシノビッチ氏は語った。

Computer Weekly日本語版 12月3日号無料ダウンロード

15607.gif

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 12月3日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 「信頼なくしてクラウドは成り立たないため、これは重要だ」

 同氏は、米Cloud Security Allianceが発表したクラウドコンピューティングの脅威トップ9をベースに、パブリッククラウド特有のセキュリティの懸念事項10項目をリストアップし、Microsoft Azureや米AWSなどのパブリッククラウドサービスプロバイダーがこれらのセキュリティリスクに対処するための取り組みについて次のように説明した。

1.共有テクノロジーの脆弱性:クラウドのリスク

 誰もがアクセスできるソフトウェアに脆弱性があると、攻撃者はその脆弱性を突いて、同じサービスを使用する他のユーザーのデータを危険にさらす。

 共有テクノロジーの脆弱性は、企業のデータセンターのセキュリティにとっても問題だが、クラウドサービスの方が悪用のリスクが高い。多くのユーザーのデータが集まることからクラウドサービスは格好の標的となる上、企業のAPIよりもクラウドのAPIの方がアクセスが容易なためだ、とルシノビッチ氏は話す。

 クラウドプロバイダーは、ソフトウェアの自動展開や迅速かつ大規模な修正プログラムの配布などを行ってこの脅威に対応している。

2.不十分なデューデリジェンスとシャドーIT

 「多くの会社がITプロセスを経ないで、データをクラウドに保存している(シャドーIT)」とルシノビッチ氏は言う。

 「IT部門がオンプレミスサーバとアプリケーションを対象に管理、監査、フォレンジック、アクセス制御のシステムを設計していても、シャドーITは行われる」

 パブリッククラウドでシャドーITが行われることによって企業に生じるリスクは、企業が責任を持つ必要があると同氏は指摘する。

 「IT部門は、コーポレートガバナンスを徹底しながら各部門が力を発揮できる方法を見極め、責任ある導入を進める必要がある」とルシノビッチ氏はIP Expoの参加者にアドバイスした。

3.クラウドサービスの悪用

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news096.jpg

電通パブリックリレーションズが「第2回 企業広報力調査」の結果を発表
電通パブリックリレーションズ内の研究組織である企業広報戦略研究所は、「第2回企業広報...

news095.jpg

MasterCard、「Pepper」向けデジタル決済アプリケーションの試験運用を開始へ
MasterCardは、人型ロボット「Pepper」向けの初の決済アプリケーションによるの試験運用...

news080.jpg

石黒 不二代氏が語るオムニチャネルの本質、“個”客中心主義とは何か
セブン&アイ・ホールディングスの一大プロジェクト「omni7」を構想から開発まで支援した...