「ユニバーサルアプリ」の“隠し機能”を紹介
「Windows 10」アプリの七変化 なぜPC、スマホ、タブレットでも動く?
Windows 10の共通プラットフォーム上で動く「ユニバーサルアプリ」。デバイスの画面サイズや解像度に合わせてUIを適応させるために、ユニバーサルWindowsプラットフォームには、開発者向けのさまざまな機能が用意されている。
米Microsoftの「ユニバーサルWindowsプラットフォーム」(UWP)で開発されたアプリは、さまざまなデバイスで動作する。そのため、Windowsアプリを1つ開発すれば、そのアプリは同社の「Windows 10」を搭載したPC、モバイル端末、その他あらゆる端末で動作する。さらに、デスクトップPCの管理者も、各種プラットフォームで機能するアプリを1つ管理するだけで済む。
UWPをベースにしたアプリは、ユニバーサルWindowsアプリと呼ばれ、各種端末で実行できる。だが、そのためにはdpiの密度や画面解像度といった、さまざまな環境要因にアプリが適応しなければならない。このような環境要因のバラつきに対応するため、UWPには一連の適応機能が用意されている。
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「Windows 10」アップグレードの前に
例えば、ユニバーサルコントロールや適応型のレイアウトパネルなどだ。これらの適応機能により、アプリのUIをデバイスの性能に合わせて調整したり、ユーザーがデバイスを操作する方法に合わせて応答することが可能になる。デスクトップPCでアプリを実行すると、アプリはPCにキーボードとマウスが接続されていることを認識し、その2つのツールを活用できる方式で機能する。
ユニバーサルコントロールは、さまざまなデバイスの種類、レイアウト、画面の向きに応じて、適応型UIが自動調節できるようにする機能だ。ユニバーサルコントロールにより、Windows 10はアプリが実行されるときにどのように操作されるのかを判別し、状況に応じて適切な機能を表示することができる。例えば、2-in-1ノートPCをマウスではなくタッチ画面で操作している場合、アプリには2-in-1ノートPCの環境に特化し、タッチする領域が大きい軽量のUIが表示される。UWPには、アダプティブパネルという機能もある。この機能は、使用可能な画面領域に応じて適応型UIのレイアウトを調整するものだ。
さらに、UWPにはユニバーサルスタイルという機能も備わっている。この機能を使用すると、開発者がアプリの外観を決めることができる。例えば、ユーザーが好むアクセントカラーに合わせて、テーマを明るくするか暗くするかを選べる。このスタイルは、ハイコントラストモードのデバイスに対応できるように設計されている。また、Segoeフォントを使用しているため、どのデバイスでも鮮明な表示が保証される。加えて、開発者はデフォルトのスタイルをカスタマイズしたり、別のスタイルに丸ごと置き換えることも可能だ。
UWPにはデザインステートという機能もある。この機能を使用すると、開発者はUI全体のレイアウトを利用可能な画面領域に合わせて調整できる。つまり、アプリがスマートフォンからPCに遷移したときに、画面サイズの変化に対応できるということだ。デザインステートはあらかじめ定義したアクティブ化の閾値に達すると有効になる。この閾値に達すると、変化を引き起こした画面サイズに適したレイアウトプロパティがデザインステートによって設定される。
アプリはさまざまな画面サイズや解像度に適応できなければならない。全てのデバイスで一貫性を持たせるため、UWPには統一されたスケールファクターも用意されている。UWPはスケーリングアルゴリズムを使用して、画面密度や画面までの距離といった可変要素を考慮しながら、アプリのフォントやコントロールなどのUI要素の表示形式を標準化している。UWPによるインタフェースのスケーリングのおかげで、開発者は実質的なピクセル数ではなく、有効なピクセル数に基づいてアプリを開発することができる。
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