2016年07月22日 08時00分 UPDATE
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2016年IT優先度調査2016年、CIOが導入に積極的な技術はモバイルとSDN、そして……

Computer Weeklyが毎年実施しているIT優先度調査。2016年はどの分野の投資が活発化するのだろうか? この結果から、CIOの不安や期待が透けて見える。

[Alex Scroxton,Computer Weekly]
Computer Weekly

 Computer Weekly恒例の「IT優先度調査」2016年の結果が発表された。ここ数年で重要度が増すと予想されてきた分野、生産性、セキュリティ、在宅勤務、モバイルワーキングなどに英国の大企業のIT部門は注目しているようだ。

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 「2016年に実装したいネットワーク施策は?」という設問に、「在宅勤務を楽に実現するためのテクノロジーをすぐにでも導入したい」という回答が多かった。

 また、「仮想プライベートネットワーク(VPN)を実装する予定」という回答が4分の1強(26.9%)、「本社と支社の接続など、リモートアクセスに注目している」という回答が22.4%あった。

 「2016年に実装したい展開モデルは?」という設問に、「モバイル」が37.5%の回答を得て3位にランクインした。ちなみに、1位は「ソフトウェアとハードウェア両方をオンプレミス」、2位は「SaaS」だった。

 2016年に計画しているモバイルプロジェクトについてもう少し詳しく見ていくと、私物端末の業務利用(BYOD)や業務専用端末のサポートを予定しているという回答が多かった。

 モバイルプロジェクトの最優先事項は、47.2%の回答を集めた「エンタープライズモビリティ管理ソリューション」だった。このことから、企業のCIO(最高情報責任者)は社内ネットワークにモバイル端末を接続した場合のセキュリティリスクを強く警戒していることがうかがえる。

 今回最も企業の関心が薄かったのは、「モバイルアプリプラットフォームの展開」で、回答は18.9%にとどまった。「モバイルエンタープライズアプリを展開する計画がある」という回答が34%だったこと併せて考えると、IT部門は今もなお、社内用アプリの開発は内製ではなくサプライヤーに任せたいと考える傾向にあるようだ。

 他方、数カ月間盛んに宣伝されていたにもかかわらず、ウェアラブル端末は人々の関心を集めることはできなかった。「2016年にこのテクノロジーを導入する予定がある」と答えた回答者はわずか9.4%だった。

 また、今回の調査で得られた最大の知見は、モバイル端末の業務利用と在宅勤務を容認する動きが急激に広がっていることだ。これは、最近発表された同様の調査結果でも度々指摘されている。

 2016年初頭に、英国の経済専門新聞『The Economist』の調査部門、Economist Intelligence Unit(EIU)が、Hewlett Packard Enterprise(HPE)のワイヤレス部門を担当しているAruba Networksと共同で実施した調査では、在宅勤務やモバイルワークを導入した企業では生産性と創造性の両方が向上し、社員の満足度も上がったために離職率が下がったことが判明した。

 またEIUは、モバイルワークが最近注目されているのはいわゆるミレニアル世代が台頭してきたからだという説を強く批判している。同社の調査から、大企業で働くあらゆる世代の人々がモバイルワークに魅力を感じていることが分かったと表明している。

SDNが主流、NFVについては混乱も

 ところで、今回のIT優先度調査結果の中で特筆すべきは、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)への関心が急激に高まっていることだ。2015年の調査では、SDNに興味を示した回答者は2%にすぎなかったが、今回は17%が「導入を検討中」と回答した。

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