2018年06月21日 05時00分 公開
特集/連載

開発ツール「SAP Leonardo」が鍵SAP Cloud Platformで機械学習やIoTのビジネスアプリ開発が加速する?

「SAP Cloud Platform」には、ブロックチェーン、機械学習、IoTなどの次世代技術をSAP製品群に結び付ける統合ツールが豊富にある。さまざまな業種業界がそれを活用し、新しい価値を生み出しているという。

[George Lawton,TechTarget]

 クラウドが活躍する特徴の一つは、レガシーデータやレガシーアプリケーションをより新しい機能に接続できることだ。例えば、モバイル、モノのインターネット(IoT)、機械学習などの新しい機能に接続できる。SAPはこのチャンスを認識しており、この種の統合を容易にするエコシステムの獲得と構築に多大な労力を投じてきた。

 Gartnerでアナリストを務めるマッシモ・ペジーニ氏によると、実際に「SAP Cloud Platform」アーキテクチャは新しいテクノロジーを統合するツールを多数用意しているという。例えば、SAPアプリケーションと統合するモバイルアプリの開発を支援するために、このシステムはモバイルバックエンドサービスプラットフォームを組み込んである。その一例としてはAppleの「iOS」用ソフトウェア開発のキットが挙げられる。これはAppleとの協力で開発したものだ。

 SAP Cloud PlatformにはIoT拡張を可能にするIoTプラットフォームも組み込んである。Java、JavaScript、HTML5の他にAPI管理機能もある。さらに、ローコードアプリ開発環境も備えている。SAPは最近、機械学習とBlockchain as a Serviceも導入した。「これらはいずれも簡単に『SAP HANA』のインメモリデータベースに統合できる」とペジーニ氏は述べる。

 同氏は次のように説明する。「ユーザー、独立系ソフトウェアベンダー、システムインテグレーター(SIer)には、SAP Cloud Platformを活用してイノベーションを実現する多くのチャンスがある。問題は、SAP Cloud Platformのスキルを備える開発者がまだ少ないことだ。SAP Cloud Platformのコンポーネント全てが等しく成熟しているわけではないことも問題になる。その中には非常に堅実で実証済みのものもあれば、まだ新しく実際のプロジェクトではほとんど試されていないものもある。

クラウドエコシステムの構築

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news057.jpg

パナソニックが早稲田大学恩藏ゼミと協働でマーケティングプロジェクトを立ち上げ
パナソニックは、早稲田大学商学部 恩藏直人教授のゼミと協働で、マーケティングプロジェ...

news048.jpg

ぴあデジタルコミュニケーションズ、レシート換金アプリ「ONE」のワンファイナンシャルと協業
ぴあデジタルコミュニケーションズは、ワンファイナンシャルと協業すると発表した。

news018.jpg

「環境ブランド調査2018」サントリーが2年連続首位――日経BP社調べ
日経BP社は、「環境ブランド調査2018」の結果を発表しました。