VMwareエバンジェリストがお勧めする
管理者必携のVMwareツール10選
定番のバックアッププログラムやSSHクライアントなど、仮想環境を運営する管理者必携のVMware関連ツールを紹介する。
VMware vSphereのような優れた仮想化プラットフォームやWindows Server 2008のようなサーバOSでも万能なわけではない。ヴイエムウェア製およびサードパーティー製のツールなしでは、VMware管理者の仕事は成り立たない。
一部のツールカテゴリーでは、求められる機能を完備した定番ツールがあるかもしれないが、非常に優秀な製品が2つか3つあるツールカテゴリーもあるかもしれない。そうしたカテゴリーではツールを1つだけ選ぶのは難しい。そこで、以下のお勧めツールの一部については代わりになるものも挙げている。
では、VMware管理者必携ツールのトップ10を紹介しよう。
1.VMware vSphere Client
トップ1はvSphere Client以外には考えられない。VMware vSphereを活用するのに欠かせないし、われわれVMware管理者がこのプログラムを動かしている時間は、仕事時間の90%以上になるはずだ。
2.PuTTY
PuTTYは、VMware ESXホストに接続し、コマンドラインから管理するのに使える無料SSH(Secure SHell)クライアント。超軽量であり、インストールすら不要だ。まったく申し分ない。とはいえ、代わりに商用製品のSecureCRTを使うという手もある。SecureCRTでは、さまざまな先進機能が利用できる上、ユーザー名とパスワードを保存して自動ログインができる。
3.Veeam FastSCP
管理者は、ISOイメージや仮想マシンをESXサーバとの間で移動できるように、SCPクライアントを持っていなければならない。Veeam FastSCPはこの機能に対応したSCPクライアントであり、しかも完全に無料だ。VMware ESXサーバの簡単なバックアップをスケジューリングすることもできる。
4.VMware Workstation
管理者としては、自分のデスクトップを使って仮想マシン(VM)を作成、テストするのがベストだ。VMware Workstationは無料ではないが、そのために打って付けのツールだ。強力な機能を備えており、VMware WorkstationからVMware ESXホストにVMを簡単に移動できるからだ。わたしのデスクトップにはVMware Workstationが必ずインストールされている。
5.Veeam Backup & Replication
管理者には、仮想環境に対応したバックアッププログラムが必要だ。Veeam Backup & Replicationは、最も有名な(そして、わたしのお気に入りの)仮想化バックアップソリューションの1つだ。このソリューションは、極めて高速な増分バックアップ、ファイルレベルのリストア、マイクロソフトのボリュームシャドウコピーサービス(VSS)のサポート、レプリケーションによるCDP(継続的データ保護)に近い保護といった機能を提供する。代替ツールとして、Quest vRanger(旧:Vizioncore vRanger)やVMware Data Recoveryがある。
6.Veeam Monitor Free Edition
vSphere管理者がインフラのパフォーマンスを継続的に監視するには、サードパーティー製監視ツールが必要になる。Veeam Monitor Free Editionはわたしのお気に入りの1つだ。商用エディションも販売されている。代替ツールとしてQuest vFoglight(旧称:Vizioncore vFoglight)がある。
7.VMware vSphere PowerCLI
スクリプトを実行して仮想インフラを自動化したいというニーズに応え、PowerCLIは、Windows PowerShellを使ったvSphereインフラの自動化を可能にする。PowerCLIは完全に無料であり、その使い方については膨大なリソースが公開されている。特に、VMware.comのPowerCLIコミュニティーのWebページは情報が充実している。ハル・ロッテンバーグ氏のPowerCLIに関するビデオ教材もお勧めだ。
8.Xtravirt vSphere RDP Plug-in
無料vSphereプラグインのXtravirt vSphere RDP Plug-inにより、vSphereコンソールからRDP(Remote Desktop Protocol)を使ってvSphere仮想マシンに直接接続できる。
9.Ultimate Deployment Appliance(UDA)
無料仮想アプライアンスUltimate Deployment Applianceにより、ほぼ瞬時に数十から数百のvSphere仮想マシンを完全に自動的に展開できる。
10.VMwareコミュニティー(VMTN)
最後に紹介するわたしのお気に入り“ツール”は、VMwareコミュニティーだ。わたしは、vSphereの技術的な問題の解決策はすべてここで探すし、まさにこのツールがなければ、わたしにはVMware管理者は務まらなかっただろう。
本稿筆者のデビッド・デイビス氏は、TrainSignal.comのVMwareエバンジェリスト。vExpert、VCP4、CCIE #9369など、多数の認定資格を持つ。Train Signalで数百に上る記事やビデオ研修コースを作成しており、最も人気のあるコースはVMware vSphere 4に関するもの。
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