仮想環境の設計で考慮すべきこと
【Q&A】サーバ仮想化が災害復旧計画に与える影響とは
最適な仮想環境を設計していれば、優先度の高いアプリケーションは単一のプラットフォーム上にあるだろう。これがどのような形で災害復旧の助けになるのか。
質問:サーバ仮想化は災害復旧の手順にどのような影響を与えますか?
これは非常に興味深く、かつ時宜を得た質問だ。近ごろは仮想化と災害復旧がよく話題になる。仮想化では多数のアプリケーションやサーバを1台の物理サーバに集約し、各アプリケーションが1台のサーバ上にありながら、それぞれ独立して機能できるようになる。
さて、1台の物理サーバに複数のアプリケーションや仮想サーバを置いたとする。最適な仮想環境を設計していれば、優先度の高いアプリケーション群は単一のプラットフォーム上にあるだろう。これがどのような形で災害復旧の助けになるのか。もしサーバを最初からセットアップしたことがあれば、あるいはベアメタル回復を実行したことがあれば、順を追って作業する必要があることはご承知の通りだ。しかもその過程は、こちらが願うほど単純とは限らない。例えば復旧すべきアプリケーションが5本ある場合、5台目のサーバが使えるまでには長い時間がかかる。仮想環境であれば、1台の(あるいは最低限の)サーバをセットアップして多数のアプリケーションを運用しているので、利用可能になるまでのタイムラグは縮小される。
さらに仮想環境には、通常は別々のハードウェアプラットフォームで運用されるアプリケーションも同じ仮想サーバ上に置くことができる。これは災害復旧環境の構築に当たり、時間と予算の大幅な削減につなげることができる。
仮想環境の設計において考慮すべきは、アプリケーションの優先度を念頭に置くことだ。ストレージなど他の判断基準が仮想化の設計要素となるケースも見受けられる。しかしこの場合、常時必要とされないアプリケーションが、必要性の高いものと同じ仮想サーバ上に存在することになりかねない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー