VMware管理者のための厳選iPadアプリ21(中編)
VMwareネットワークのためのiPadアプリ トップ3
VMware環境をiPadでリモート監視するアプリと、iPadからネットワークを監視するためのアプリを紹介する。
前編「VMwareの監視と保守で使えるiPadアプリ トップ3」に続き、VMware管理者のためのiPadアプリを紹介する。
ホストおよびワークステーションへのリモート接続用アプリケーション
中編で紹介するiPadアプリは、SSH(Secure SHell)、VNC(Virtual Network Computing)、RDP(Remote Desktop Protocol)などのプロトコルを利用してホストやワークステーションに接続する手段を提供する。
VMware管理者は、iPadアプリを使用してホストコンソールに接続することで、さまざまな保守作業や管理作業を実行できる。VMware ESX/ESXi両方のサービスコンソールのコマンドラインにアクセスできると、VMwareインフラストラクチャの稼働状態を評価する際に非常に便利だ。コマンドとスクリプトを使って、ホストログ、構成ファイル、パフォーマンス統計情報(CPU、メモリ、ディスク使用率)を参照できる。VMware ESX/ESXi管理コンソールでは、このような方法で、VMware vSphere Clientの機能の多くを再現できる。
ただし、コマンドラインを使用してVMwareインフラストラクチャの管理作業を実行できない場合は、以下のiPadアプリの中でワークステーションに接続できるアプリケーションを使えば、強力で多機能なVMware vSphere Clientを使用できる。
Remoter: Remote Desktop(VNC)
- 価格:0.99ドル(85円)+3.99ドル(RDP Add On、350円)
- 開発元:RafSoftware
Remoter:Remote Desktop(VNC)は、ワークステーションやサーバへの接続と、VMware ESX/ESXiホストコンソールへのSSH接続を実現するVNC機能を提供する。マクロの記録と実行をサポートする他、パスワードなしでリモートホストに安全に接続できるSSHキーの管理機能(キーリポジトリ)を備えている。
Remoterには、下部の右クリックボタン、スクロールバーを利用できるトラックパッドモードの他、オブジェクトの選択にダブルタップを使用する通常モードなど、複数の仮想トラックパッドモードもある。
iSSH-SSH/VNC Console
- 価格:9.99ドル(850円)
- 開発元:Zinger-Soft
iSSH-SSH/VNC Consolも、telnet、RDP、Xサーバ機能を備えた便利なSSH/VNCアプリケーションだ。複数の同時接続、リモートサーバへの接続に使用するSSHキーの生成、カスタマイズ可能なキーボード、Raw(暗号化されていない)接続やトンネル接続をサポートする(Raw接続では、標準のポート番号でSSHなどのネイティブプロトコルを使用してリモートサーバに接続する。一方、トンネル接続では、HTTPなど他のプロトコルに接続プロトコルをラップする。これはファイアウォールの回避に便利だ)。
また、リモートサーバへの接続に標準以外のポートを構成できるので、この方法でも、特定のポートをブロックするファイアウォールを回避できる。標準以外のポートを使用すると、同じポート番号を使用しそうなアプリケーション間の競合も防げる。
Wyse Pocket Cloud Pro
- 価格:14.99ドル(1300円)
- 開発元:Wyse Technology
Wyse Pocket Cloud Proは、RDP接続、VNC接続、VMware View接続をサポートする非常に便利なリモートアクセスクライアントだ。極めて正確なタッチポインター、ファンクションキーとショートカットキーが使えるカスタムキーボード、複数行にわたるテキスト入力、リモートアプリケーションのスクロール(リモートデスクトップにインストールされているアプリケーション内をスクロールできる)機能がある。
また、3G回線での接続に最適化された圧縮、オーディオストリーミング、TLS/SSL暗号化、セキュアトンネル、RDP 7 VNC接続の自動検出もサポートしている。
さらに、月額1ドルでPocketCloud Premiumを購入することもできる。このサブスクリプションを利用すると、デスクトップ上のファイルやアプリケーションにアクセスし、ダウンロード、メール送信、印刷を実行できる。また、リモートデスクトップからのビデオストリーミングもサポートする。
VMware View for iPad
- 価格:無料
- 開発元:VMware
VMware View for iPadは、Wi-Fiまたは3G経由で、Windowsを実行するVMware View 4.6(以降)デスクトップにネイティブに接続できる。セットアップが容易で、最近使用したデスクトップの一覧から接続できるなど使い勝手もよい。
VMware View for iPadはPC over IPプロトコルをサポートし、狭帯域・高遅延の接続でも快適なユーザーエクスペリエンスを実現する。また、操作性も優れており、iPadの標準のジェスチャーが使える他、トラックパッドやオンスクリーンキーボード機能も用意されている。
LogMeIn Ignition
- 価格:29.99ドル(2600円)
- 開発元:LogMeIn
LogMeIn Ignitionは、Windows PCとMacの両方に接続できる遠隔操作iPadアプリのうち、最も人気があり、評価が高いものの1つだ。複数モニターのサポート、Wake on LAN、シンプルなセットアップ、暗号化接続、そして、低速接続でのパフォーマンスを向上する圧縮機能を備える。LogMeIn Ignitionには、ファイルのブラウズ、編集、印刷、転送といった基本機能を網羅したファイルマネジャーも付属している。
VMwareネットワークのためのiPadアプリ トップ3
データセンターでは、VMware vSphereインフラストラクチャを含め、あらゆるものがネットワークに接続している。従って、特にVMwareのトラブルシューティングを行う場合に、iPadのネットワークユーティリティや監視ツールは役に立つ。
適切なツールがあれば、iPadからネットワーク上の機器(サーバ、ホスト、ストレージ)の検出、ポートのスキャン、ホストの監視、基本のトラブルシューティングを実行できる。以下のユーティリティを使えば、VMware管理者はiPadをネットワークの万能ナイフに変えることができる。
SNMPmon
- 価格:4.99ドル(450円)
- 開発元:Marcio Almeida
SNMPmonは、VMware ESX/ESXiホスト、サーバ、プリンタ、ストレージなど、SNMP(Simple Network Management Protocol)対応機器を監視できる。SNMPを使用して、パフォーマンスデータから機器の構成に至るまで、さまざまな情報を取得して表示でき、取得したデータをグラフにすることも可能だ。
System Scope
- 価格:4.99ドル(450円)
- 開発元:Typhuun
System Scopeは、エンタープライズサーバとネットワークのトラブルシューティングアプリケーションだ。Pingベースのユーティリティで、ホストの接続状態を判定できるため、機器とWebサイトを監視できる。画面に表示されるLEDの色で、ネットワーク遅延や機器の可用性など、ネットワーク機器の状態が分かる。また、ICMP(Internet Control Management Protocol)パラメータを構成して、簡単なシナリオであっても、複雑なシナリオであっても、トラブルシューティングを図ることができる。
IT Tools
- 価格:4.99ドル(450円)
- 開発元:Kevin Koltzau
IT Toolsは、継続的な経路確認、DNSルックアップ、ping、ルーティングテーブル、ARP(Address Resolution Protocol)テーブルなど、さまざまなネットワーク機能を備える。アクティブな接続をリストアップして、ping時間など、ネットワーク関連の統計情報を表示することもできる。IT Toolsは、リバースDNSも含め、IPv6に完全に対応している。
後編では、VMware管理者のための汎用iPadアプリを紹介する。
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VMware管理者のための厳選iPadアプリ21
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