「Windows 1.0」から「Windows 10」へ
イラスト年表で振り返る「Windows」 山あり谷ありの30年
Microsoftは2015年秋、Windows 10の出荷とともに、Windows OSの誕生30年を祝う。山あり谷ありのWindowsの歴史をここでざっと振り返ってみよう。
今から30年前、米Microsoftは「Windows」を発表した。その進化の歴史を通して、幾つかのつまずきはあったものの、このOSがもたらした技術的チャレンジはまさに記念碑的な偉業だった。
「Windows 1.0」が初めて出荷されたとき、マウスを使う操作に多くの批判的な声が寄せられた。当時は、まあ、マウスも今ほどポピュラーな入力デバイスではなかったのではあるが。
実際、マウスがその有用性をビジネスユーザーや一般の消費者に認められるには、「Windows 3.0」のグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を待たねばならなかった。MicrosoftはWindows 3.0と「Windows 3.1」を合わせて1000万本以上売り上げた。パーソナルコンピューティング産業がまだよちよち歩きだった時代にあって、この数字は決してみすぼらしいものではなかった。
なかったことにしたいOSは?
Microsoftが2001年に「Windows XP」を発売したとき、既に同社のOSとソフトウェアは企業と家庭に広く浸透していた。Windowsを取り巻くアプリケーション開発者の巨大なエコシステムが生まれ、Windows XPとその後の「Windows 7」は、ビジネス市場において標準OSの地位を確立した。
Microsoftは恐らく「Windows 8.0」の当初のゴタゴタを忘れたいと思っているかもしれない。だが、同社は社内を再編し、2015年秋の「Windows 10」のリリースに向けて、今、全力で取り組んでいる。従来のデスクトップインタフェースとWindowsタイルやコンテナのより緊密な統合化といった新機能は、ビジネスユーザーを大いに引き付けるものになるだろう。
PC業界はWindows 10に期待を寄せるが、Microsoftはパッケージソフトウェア開発企業向けプログラム「ISV(Independent Software Vendor)Royaltyライセンスプログラム」を再構築してWindowsモバイル/デバイス向けに、より多くのアプリケーション開発者を呼び込み、このOSによってデバイスやソフトウェア、サービスの売り上げを加速させる考えだ。
モバイルオンリーの、あるいはクラウドファーストオンリーの世界にあって、2015年はMicrosoftにとっても極めて重要な年になるだろう。同社が成功するかどうか、それは時間だけが知っている。
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