脱ソフトウェア衝動買い
どうして買った? 一度も使っていないソフトウェアを減らすには(2/2 ページ)
最後に、シェルフウェアを改善するための答えは調達プロセスにある。ソフトウェアの調達や更新は全て、少なくとも物理的コストを伴うものについては、厳格な調達手順を経る必要がある。答えを出すべき問い掛けは以下の通りだ。
- どのようなセキュリティ製品を購入するのか
- なぜその製品を購入するのか
- どのようにその製品を購入するのか
- 使用目的
- 購入の目的
- コストはどれくらい掛かるのか
- 購入契約は撤回できるのか
- どこでその製品を購入できるのか
- その製品のためにどのような情報が利用できるのか
- 購入した場合のリスク、購入しなかった場合のリスク
- その製品を購入することのメリット
- 総保有コスト(TCO)
一元化された調達プロセスは、全ての調達を管理するための鍵である。調達プロセスが一元化されていれば、個々の部門が会社の基準に反するセキュリティソフトウェア製品を購入することはなくなる。また、各製品を1つの契約で管理することができ、購入前に必要性を証明するよう義務付けることができる。
大規模調達に当たっては情報提供依頼書(RFI)や提案依頼書(RFP)、そして恐らく見積依頼書(RFQ)を取る必要がある。ベンダーについても財務の健全性や独立した立場からの製品評価、確実性の高い照会先、調達方法などを精査しなければならない。また、完全なソフトウェア資産の在庫管理のためには最低でも、
- 製品
- 所有者
- 部門
- ベンダー
- 型式
- バージョン
- 場所
の情報が必要だ。最後に、少なくとも3~6カ月ごとに、独立した立場からベンダー管理と資産在庫管理を検証し、調達プロセスが効果的に機能していることを確認する必要がある。
それでもこのプロセスの外で、エンドユーザーがソフトウェアを購入してしまうことはあるだろう。だが、全ての購入を一元化された調達プロセスに集約することを義務付ければ、シェルフウェアの問題は大幅に低減できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
2
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー