複雑になればなるほどビジネス拡大
「Windows 10」アップグレードで生まれるビッグマネー、パートナーの皮算用は?(1/2 ページ)
「Windows 10」の登場は米Microsoftのパートナーにとってもチャンスだ。どのような収益拡大が見込めるのだろうか。
「Windows 10」のマーケティングメッセージが、「導入が簡単で、ユーザーを専門家であるかのように感じさせる」であるなら、チャネルパートナーにとってのビジネスチャンスはどこにあるのだろうか。
米Microsoftでビジネスデベロップメントのディレクターを務めるマイケル・カリィ氏によれば、「チャネルパートナーにとってWindows 10は多くのビジネスチャンスがある」。Microsoftのシニアパートナーマーケティングマネジャーであるアンソニー・スミス氏は「Worldwide Partner Conference」のセッションに出席し、「Windows 10で収益を上げよう」と話した。その上で、パートナーにとってのWindows 10のビジネスチャンスを5つのエリアに要約した。
- より多くのデバイスの販売
- より多くのクラウドサービスの販売と、アプリの利用の増加
- インフラストラクチャの投資利益率(ROI)の増加
- アプリケーションの収益性強化
- 新しいライセンス供与でのビジネスチャンス
1. デバイス販売のための、新しいWindowsのビジネスチャンス
Windows 10はデバイス(IoTデバイスをはじめ、Surface HubまたはMicrosoft HoloLensなど)を売るための新しいビジネスチャンスを掘り起こす。それは、Windows 10が「あるフォームファクターから次のフォームファクターへと簡単に変化するためである」とカリィ氏はいう。それには多くの価格帯で販売される多くのデバイスが含まれる。
「Windows 7」ユーザーにもWindows 10は親しみやすく、「新しいOSの採用、更新サイクル、そして最終的には新しいハードウェアの売り上げを促進する」ともカリィ氏は指摘した。
カリィ氏は聴衆に、複数のフォームファクターでの多様な新しいデバイス(大型のデバイス、Surface Hub、クラムシェル、2 in 1、タブレットなど)を期待してほしいと話した。「これが意味するのは、顧客の問題に対する解決策を提供できることだ」
また、Windows 10における次世代のセキュリティ機能は、顧客にとって魅力的に映ると強調した。Microsoftの目的は、セキュリティをパスワードから二要素認証に移行すること、つまり「Microsoft Windows Hello」での指紋のスキャニングと顔認識だ。
Microsoftのインテリジェントパーソナルアシスタントである「Cortana」も注目を集めている。Cortanaの利用には、スピーカーとマイクが必要で、新しいハードウェアやアクセサリの販売を推進できることを意味する。Windows 10はクレジットカードリーダーをサポートしており、顧客がタブレットをPOSシステムに変えることもあり得る。Windows 10がサポートするペンとタッチはかなり改善され、タッチデバイスの売り上げを促進するともカリィ氏は指摘している。
2. クラウドサービスを推進するWindows 10
「Office 365」や「Enterprise Mobility Suite(EMS)」など、Microsoftのクラウドサービスを販売しているパートナーにとって、Windows 10は売り上げを促進させる製品となるだろう。カリィ氏によれば、Office 365にとっての最良のオペレーティングシステムはWindows 10であり、EMSはWindows 10マシンを管理する最良の方法だ。
ユーザーはOffice 365とWindows 10に同じセキュアなログオン認証を使用できる。またWindows 10は、「Microsoft OneDrive」の使用を促進しながら、「OneDrive for Business」にも簡単に接続できる。
まだEMSを販売していないパートナーに対し、カリィ氏は販売を奨励した。「EMSはMicrosoftの歴史の中で、最速で10億ドルを稼ぐ製品になるだろう」と彼は話す。EMSはデバイスを越えて一貫した管理経験を提供し、単一のコンソールによりOffice 365も管理する。
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