7~12インチが選択肢
「iPad Pro」で悩みが増える――タブレットにおける最適な画面サイズとは?(3/3 ページ)
10インチ
何年もの間、10インチのディスプレイがフルサイズのタブレットに最適だとされてきた。大半のノートPCのディスプレイより小さいが、ノートPCとほぼ同じ作業を行うのに十分なサイズである。
10インチタブレットは標準的なタブレットのタスクを行うのに秀でているだけでなく、動画の視聴に適しており、ハイエンドなゲームに対応できるものも多い。生産性向上アプリや業務アプリにも適しており、多くのビジネス旅行者が愛用している。ただし、電子書籍を読むのには重過ぎるという意見もある。
縦向きであれば、10インチのタブレットでも親指による文字入力は実用に耐え得るだろう。だが、iOSとWindowsに搭載の分割キーボードがなければ横向きの状態で親指を使用した文字入力は不可能だろう。分割キーボードではキーボードが2つのパーツに分離される。キーボードの各パーツは画面の両端に配置されるため、全てのキーに簡単にアクセスできる。他の一般的な選択肢は、タブレットを下において人差し指で入力するか、外付けキーボードを購入することだろう。
10インチタブレットは、ノートPCより携帯性が高い。だが、このデバイスはタブレットが必要になることが分かっている人しか持ち歩かないだろう。ハンドバックには入らないが、リュックサックや書類かばんには入るサイズだ。フルサイズモデルを持ち歩く場合は、ガジェットバッグの購入を検討することをお勧めする。
このカテゴリで最も有名で売れているのは、9.7インチのAppleの「iPad Air 2」とその前身機種だが、他にも良いタブレットは多数ある。Windowsモデルで異彩を放っているのは10.8インチディスプレイを搭載したMicrosoftの「Surface 3」だ。Androidユーザーには多数の選択肢がある。中でも良いのは、安価なSamsung Electronicsの「Galaxy Tab A 9.7」とプレミアムな「Galaxy Tab S 10.5」、ソニーの「Sony Xperia Z4 Tablet」だ。
10インチタブレットの標準的な価格は500ドだが、それより高価なものもあれば、安価なものもある。
12インチ
10インチ以上の大型のディスプレイを搭載したタブレットは、ノートPCの代替機として使えるように作られている。そのため、ターゲットはビジネスユーザーで生産性が重視されている。仕事で1日コンピュータを使う多くの人は、同時に複数のアプリケーションを操作するために大きな画面を必要としている。
当然のことながら、12インチタブレットでは、コンピュータで行う全ての作業を難なくこなすことができる。インターネットやメールなどの基本的なタスクから、非常に要件の厳しいビジネスソフトウェアまで対応可能だ。ゲームをプレイすることは目的としていないが、ゲームにも問題なく対応できる。ただし、電子書籍を長時間読むには大きすぎるだろう。
縦向きで親指を使って文字を入力することは可能である。だが、12インチタブレットは大きく重いため、両手で持って文字を入力するのは容易でない。分割キーボードを使用すれば、横向きの状態で親指を使って文字を入力することは可能だ。だが、デバイスを下において、人差し指で入力する方が一般的だろう。また、一部のモデルには、外付けキーボードが付属している。外付けキーボードが付属していない場合、タブレットのフル機能を活用するために、外付けキーボードを追加することを強くお勧めする。
12インチタブレットは、気軽に持ち運べるわけではないが、会議や出張、授業では重宝するだろう。リュックサックや書類かばんでも問題ないが、持ち運びには小さなノートPC用のかばんがあると良いだろう。
12インチのディスプレイを搭載したほぼ全てのモデルでは、Windowsが搭載されている。例えば、Microsoft Surface Pro 3だ。Android搭載モデルは少ないが、Appleが2015年11月に「iPad Pro」をリリースして、このカテゴリの競争に参戦する予定だ。
12インチタブレットはタブレット市場で最も大きく強力なタブレットであるが故に、価格も最も高額である。価格は800ドルからで、それ以上になるものが多い。
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