激動の2015年を経て
これだけ読めば大丈夫、ストレージベンダー主要12社の行方(2/2 ページ)
岐路に立つNimbleとPure
Nimble Storageは2013年後半に株式を公開した後、2015年第3四半期に予想を下回る業績に低迷するまで全速力で成長を続けていた。しかし、同社が採算性の目標期日を先延ばしにすると、株価は一夜にして半値になった。Nimbleはオールフラッシュアレイで後れを取ったものの、現在、早期出荷に向けてフル稼働で開発を進めている。
オールフラッシュベンダーのPure Storageは、株式公開後の最初の四半期で力強い成長を見せ、EMCやIBMとともにオールフラッシュ市場のシェアトップ3を占めるまでになった。しかし、Pureは驚くべき速さで資金を失っており(直近の四半期で2810億ドル)、2018年まで収益性は見込めない。Nimbleと同じように、株式公開直後の若い会社の場合、1四半期の悪い結果が大きなダメージをもたらすこともある。
Kaminario、最後のフラッシュスタートアップ企業
ここ数年、業界はオールフラッシュ専門のスタートアップ企業が雨後のタケノコのように生まれたが、その状況も一息ついた。Violin MemoryやPure Storageが株式を公開し、XtremIO、Texas Memory Systems、SolidFire、Whiptail、そしてSkyeraは買収され、Nimbusは消えた。こうした状況で、2016年はKaminarioが唯一非公開のオールフラッシュベンダーとなった。Kaminarioは魅力的な買収ターゲットになりそうだが、2016年のフラッシュ市場において確固たる地位を築けなければ、忘却のかなたへ消え去る可能性もある。
Violin、FalcomStor、X-IOのラストチャンス
Violinはフラッシュストレージ市場の形成に寄与したが、市場がテークオフして以降、アレイの売り上げは低迷している。2015年の全四半期で630万ドルの売り上げがあったが、同社は銀行家を雇い、戦略的転換を目指している。資金繰りの悪化した会社は買収されるか、生き延びるために潤沢な資金を持つパートナーを見つける必要がある。
FalconStorは数年前身売りに失敗したが、現在は新しいFreeStorデータ保護およびストレージ管理プラットフォームで再生を目指している。FalconStorには一連のOEMパートナーがそろってはいるものの、長期的な展望のためには2016年に大幅な売上増を実現する必要があるだろう。
X-IO Technologiesは2015年、ビル・ミラー氏をCEOに指名し、戦略転換に動き出した。それはとくに新しいニュースではないが、同社では過去4年間に3人のCEOが登場し、同社20年の歴史においても10人のCEOが生まれている。注目すべきは、同社が方針変更の中で、ISEストレージブロックを「Iglu」と呼ぶフルSANプラットフォームにスタックしたことだ。同社は2015年7月、Iglu Blazeスケールアップシステムを発表した。2015年にはスケールアウトバージョンのIglu Infernoの登場が期待されたが、まだ姿を見せていない。創業10年の赤字ベンダーにとって、Igluは最後のチャンスになるかもしれない。
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