セキュリティリスクを考える
オープンソースのコラボツールは危険? 安心して使うための4つの要件
オープンソースコラボレーションにはリスクが伴う。考慮すべきオープンソースのセキュリティ要件およびセキュリティとサポートの責任の所在について検討しよう。
オープンソースコラボレーションソフトウェアにも、他のオープンソースソフトウェアと同様のセキュリティリスクがある。そこで問題となるのが、保守やアップグレードやデプロイの責任を誰が負うのかだ。
オープンソースコラボレーションソフトウェアには特有のセキュリティリスクもある。複数の開発者がコードベースを精査すれば大丈夫かというと、必ずしも十分ではない。
2014年、インターネットのセキュリティ技術として普及しているオープンソースプロジェクト「OpenSSL」に「Heartbleed」と呼ばれる重大な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった。この脆弱性は何年も見落とされたままコードベースに存在していたのだ。
多くの開発者がコードを見ていたのに、これを見つけることができなかった。どれほど大勢で検証しようとも、オープンソースソフトウェアのセキュリティの脅威は見落とされることがある。では、セキュリティの脅威が見つかった場合、その修復とコードベースの保守はどのように行われるのか。
企業でオープンソースコラボレーションソフトウェアをインストールして運用する場合、利用企業はそれを常に最新の状態に更新し、各種のセキュリティパッチを適用する必要がある。問題は、誰がそのソフトウェアに責任を持ち、問題発生時にサポートしてくれるのかということだ。
通常は、そのオープンソースコラボレーションソフトウェアを開発・保守しているコラボレーションSaaS(Software as a service)ベンダーを活用することになる。その場合はそのベンダーがセキュリティの責任を負う。
企業でオープンソースコラボレーションソフトウェアを選択する場合は、以下の点に留意しよう。
- 信頼できる提供元からのソフトウェアであること
- そのソフトウェアを取り巻くエコシステムの規模を確認すること
- そのオープンソースソフトウェアのセキュリティ勧告に従うこと
- SaaSベンダーを選択する場合、セキュリティと利用者のプライバシーに関するベンダーの方針を確認すること
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[富士ソフト株式会社] 受注業務は既に変革のステージ 出遅れて競争力を失わないためのDX戦略 -
市場調査・トレンド
[富士ソフト株式会社] 受注業務でありがち 「今は困っていない」と見直しを先送りにすることの弊害 -
製品資料
[富士ソフト株式会社] 「B2B EC」選定を製品比較から始めると迷走する理由 -
技術文書・技術解説
[SB C&S株式会社] 「Everpure FlashArray」技術詳細解説資料:概要から認証、サイジングまで解説 -
市場調査・トレンド
[セコムトラストシステムズ株式会社] EDR導入を成功に導くロードマップ:選定/稟議/運用のつまずきを防ぐコツ
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
ネクスウェイとドリーム・アーツ、多店舗運営を支援する「店舗matic」をSaaSで提供
-
4
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
5
「何から始めればいい?」 情報漏えい対策で悲鳴を上げる中小企業のリアル
-
6
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
-
7
「朝8時にバッチが終わらない」データ爆発の危機をJPX総研はどう乗り越えたか
-
8
IBM iのブラックボックス化を打破 資産継承と進化を実現する「IBM Bob」の実力
-
9
肥大化した「SFA」の沼 4カ月でBigQuery×AppSheetの新システムを構築した方法
-
10
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
プログラミング不要で誰でも実現できる、ネットワーク運用管理の自動化とは
-
4
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
5
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
6
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
7
ランサムウェア攻撃“究極の対策”はこれだ
-
8
サイバー脅威「トップ50」完全解説ガイド、新たな攻撃手法に対抗するには
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
生成AIの活用を阻む「5つの壁」とは? AIネイティブ組織へ変革を遂げる方法
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー