マルウェア対策からEDRまで
古くて熱い「クライアント保護/管理ツール」の全て、新旧16機能を一挙紹介(1/2 ページ)
エンドポイント保護/管理ツールの基本機能は多くの製品で共通しているが、最近ではより高度な機能も提供され始めている。
クライアントデバイスを安全に管理する「エンドポイント保護ツール」「エンドポイント管理ツール」で利用できる個々の機能やサービスは、ベンダーごとに異なる。ただし基本的な機能セットは絶対に外せない。
どのベンダーの製品でも、エンドポイント保護/管理ツールであれば当然、コンソールに加えて以下の機能を搭載するはずだ。他にどのような付加機能を備えるにせよ、である。
エンドポイント保護/管理ツールの主要機能
マルウェア対策
エンドポイント保護/管理製品は最低限、ウイルス定義ファイルを使ったウイルス検出やフィッシング対策、URLスクリーニング/ブロッキング(コンテンツフィルタリングともいう)などの機能を搭載する。
ポリシーベースのエンドポイント管理
さまざまなアプリケーションに対し、役割やデバイス、ユーザーアカウントに基づくセキュリティポリシーを適用する機能も備える。セキュリティポリシーは、以下のような制御を実現するために利用する。
- ポートの有効化/無効化といったデバイス機能の制御
- データ保護
- アクセス制御
- セキュリティ状態評価
- ネットワークの監視/隔離
- アプリケーション制御
スレットインテリジェンス
エンドポイント管理ベンダーは必ず、何かしらの形でスレットインテリジェンス(脅威情報)を提供する。サードパーティーから得たスレットインテリジェンスを提供している場合もあれば、サードパーティーと自社ユーザー基盤からのスレットインテリジェンスを組み合わせて提供している場合もある。
ベンダーのユーザー基盤は5億人規模ともいわれる。McAfee、Kaspersky Lab、Symantecは合わせて4億人以上のユーザーからデータを収集している。
モバイルデバイス管理
エンドポイントにはスマートフォンやWindows非搭載タブレットなどのモバイル端末も含まれる。モバイルOSでユーザー数が多いのは、当然ながらGoogleの「Android」とAppleの「iOS」だ。最新のエンドポイント保護/管理ツールはこうした主要モバイルOSの搭載デバイスだけでなく、「BlackBerry OS」「Symbian OS」といったマイナーなモバイルOSを搭載するデバイスも管理対象にしている。
仮想マシンのサポート
最新のエンドポイント保護/管理ツールはいずれも、ホストOSに加えて仮想マシンの保護機能を搭載する。
ファイル保護と暗号化
エンドポイント保護/管理ツールでは、持ち出し中のデバイスのデータを保護するために、ディスクを丸ごと暗号化する機能を提供するのが一般的だ。最近では、ファイルやドライブレベルの暗号化機能を提供するツールも増えつつある。
パッチ、構成、脆弱性の管理
脅威と脆弱(ぜいじゃく)性は密接に関連している。大半のエンドポイント保護/管理ツールはセキュリティパッチの管理をはじめ、脆弱性を修正するための各種の手段を搭載する。脆弱性管理機能は、企業がリスク評価に基づき脆弱性に優先順位を付ける手助けとなる。
構成管理機能を提供するベンダーも増えている。基本となるセキュアな構成のスナップショットを定期的に取得し、それを基に構成の変更を精査して、攻撃やセキュリティ侵害の痕跡がないかどうかを調べる機能だ。
IT資産管理
エンドポイント保護/管理ツールはLAN内にあるデバイスを検出し、そのセキュリティ状態やインストール済みのソフトウェアなどをカタログ化するインベントリ管理機能を持つ。この機能は、セキュリティパッチや構成、脆弱性の管理だけではなく、使用可能あるいは使用中のソフトウェアライセンスに関する情報の取得と維持にも役立つ。
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