Windowsセキュリティアップデート、Windows Helloへの評価は
“意識高いブロガー”は今、「Windows 10」の何を語っているのか(2/2 ページ)
Windowsセキュリティアップデートに潜む広告
Windowsのセキュリティアップデートがあれば、恐らくほとんどのユーザーはそのまま受け入れる。データの安全性を確保するためには当然だ。そしてユーザーの多くは、間違いなく、Windowsアップデートに広告が含まれていることなど予想していない。だが、シャリク・ラフィア氏のブログ記事によると、Windows 7および8.1に搭載されたInternet Explorer向けのMicrosoftの最新セキュリティアップデートは、まさにそうなっているのだ。このパッチにはWindows 10広告ジェネレータが組み込まれており、Internet Explorerの新しいタブにバナーが表示されて、ユーザーにWindows 10へのアップグレードを促すようになっている。また、Windows 10アップグレードを始めるためのチュートリアルも用意されているという。
MicrosoftがWindows 10へのアップグレードをなりふり構わずゴリ押しするのは、これが初めてではない。あるケースでは、アップデート中にWindows 10を自動的にダウンロードしたり、WindowsアップデートでWindows 10へのアップグレードを“推奨”するなど、ユーザーを新OSへ誘導している。
Windows Helloを歓迎
どれほどIT部門がパスワードの安全性を確保する努力を続けたところで、そこにリスクがあることは変わらない。ユーザーはパスワードを忘れないようにどこかに書き留めておくが、それらは中間者攻撃によって、あるいは悪意のある行為によって、いとも簡単に盗まれてしまう。サム・バス氏は、ブログの中でそう指摘する。Windows 10はWindows Helloで2要素認証を導入した。この新しいツールは、生体認証技術を利用し、そのデータをユーザーのデバイスに保存する。そのためアクセス情報は特定のデバイスでしか機能しない仕組みになっている。ログイン情報はそのデバイスにしか存在せず、他のデバイスに転送されることもなく、サードパーティーのアプリと共有されることもない。
Helloには3種類の認証方式が搭載されている。まずはPIN(暗証番号)だ。これはユーザーがWindows Helloを利用する前に設定しなければならない。PINは、生体認証ツールが何らかの理由で機能しないときのフェイルセーフとして存在する。しかし、PINがパスワードより優れているのかは疑問だ。Windows Helloの場合、PINは特定のデバイスに対してのみ機能する。悪意の第三者が不正侵入しようとすれば、まずはデバイスそのものを入手しなければならない。PINはサーバにストアされない。そのデバイスの中にある。そしてIT部門はPINをどの程度複雑にするか、任意に設定することが可能だ。
他の認証方式は、顔および指紋認識である。顔認識は赤外線カメラを用いて凹凸を感知するため、写真でだますことはできない。この2つのオプションの問題は、専用のセンサーが組み込まれたデバイスでしか利用できないことだ。
Windowsパスワードリカバリーツール
パスワードを忘れると厄介だ。思い付く限りの手段を試みた後、ユーザーは絶望の淵に立たされる。しかし、大丈夫。Windowsには、あらゆる状況を想定した各種のパスワードリカバリーオプションが用意されている。それらのオプションは一方で、パスワードにまつわるセキュリティ懸念についても明らかにしている。そう書くのは、エリック・ガイア氏だ。
例えば、ユーザーがWebブラウザのパスワードを忘れても、ChromeやFirefoxはブラウザ設定の中にパスワードのリストをセーブしている。Internet Explorerでも、同様の機能がWindows 8以降の「資格情報マネージャー」で提供された。また、「WebBrowserPassView」などのサードパーティー製ツールを利用して、パスワードをリカバリーすることも可能だ。ただ、当然のことながら、これはリスキーでもある。というのも、サードパーティーのツールにはコントロールが及ばず、パスワードが盗まれる危険性があるのだ。そのため、パスワードを暗号化できるパスワード管理ソフトを見つけることが重要となる。
ユーザーはWi-Fiのパスワードも忘れがちだ。しかし、Windows 7以降を利用しているなら、ネットワークと共有センターを開いて「ワイヤレス ネットワークの管理」をクリックし、該当するネットワークをオープンすれば、セキュリティタブでパスワードを見つけることができる。
もしWindows 8、8.1、または10で、Windowsアカウントパスワードを忘れたら、管理者はMicrosoftサイトのどこででもパスワードをリセットできる。Windows 7とXPの場合、ブータブルツールを利用すればパスワードをフラインで削除できる。ただし、注意しなければならないのは、この手順は他のパスワードやWindows暗号化ファイルなど、一部の保護データまで削除してしまう危険性があることだ。
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