「NETWORLD CLOUD MART」でハイブリッドクラウド普及を後押し
実践さながらの「炎のトレーニング」に個性が光る、ネットワールドのパートナー支援策(2/2 ページ)
「NETWORLD CLOUD MART」を通じたオンライン販売
もう1つ、NETWORLD CLOUDが提供する大きな付加価値が、「NETWORLD CLOUD MART」というマーケットプレースだ。このポータルサイトからNETWORLD CLOUDのサービス購入ができる。さらにこのサービスでは、SaaS(Software as a Service)や仮想アプライアンスなどの製品/サービスを検索し、オンラインで比較検討、試用、購入までの一連の導入プロセスを完結できる。
NETWORLD CLOUDは、このNETWORLD CLOUD MARTのポートフォリオの1つという位置付けだ。現在では大きく分けて、クラウドサービスの検索、選定、購入が可能な「NETWORLD SaaS MART」、ネットワーク機器やセキュリティ機器の仮想アプライアンスを選定、購入、ダウンロードできる「NETWORLD vAppliance MART」、そしてNETWORLD CLOUDの3つのサービスがある。
特にNETWORLD vAppliance MARTを通じた仮想アプライアンスの購入は、一般的な購入ステップよりも手軽かつ短期間のうちに導入できるため、ユーザーにとって利便性が高い。このサービスをNETWORLD CLOUDと組み合わせ、仮想アプライアンスを積極的に活用することで、ハイブリッドクラウド環境のより柔軟な構築と運用が可能になるという。
製品/サービスのこうした販売方式は、一見すると直販モデルに限られたもののようにも見えるが、ネットワールド マーケティング本部 本部長の黒川拓生氏によれば、同社のリセラーやパートナーもNETWORLD CLOUD MARTを通じてビジネスメリットを享受できるようになっているという。
「NETWORLD CLOUD MARTを通じてSaaSやvApplianceをユーザーが購入するケースで、パートナーから紹介をいただいた場合にはそのパートナーに手数料をお支払いするスキームを確立している。またNETWORLD CLOUDは従量課金制だけでなく、パートナーによる再販モデルを用意している。再販モデルについては、ユーザーがあらかじめ定額の利用料金を払い込んでおくプリペイド方式だ。そのためパートナーは事前に請求額を把握しやすく、一般的なクラウドサービスより販売しやすくなっている」(黒川氏)
パートナーに対する“妥協のない”技術支援と製品トレーニング
ネットワールドがパートナーやリセラーに対して提供する支援策は、こうした商流や販売スキーム以外もある。もともと同社は、取り扱い製品/サービスに関するスキルを持ったエンジニア陣による技術支援サービスを強みにしてきた。
この技術支援は、エンドユーザーが製品/サービスを導入する際のシステムインテグレーション(SI)の場面だけでなく、リセラーやパートナーがエンドユーザーに対して製品の提案や導入を行う際の側面支援、あるいは製品/サービスに関するスキルを習得するためのスキルトランスファーの場面にも及ぶ。特にパートナー企業に対する製品/サービスのトレーニングの提供には、積極的に力を入れていると黒川氏は述べる。
「当社はパートナーに有償・無償のトレーニングを提供しているが、講義形式のセミナーでなく、実践的なワークショップも多い。テーマも技術支援ばかりでなく、リアルなビジネス課題を使った営業提案や見積もり作成の模擬トレーニングも提供している。数時間程度のセミナーや、合宿形式のワークショップなど、バリエーションに富んだ企画を定期的に開催している。ひとえにパートナーの販売活動やSI活動のスキルの底上げに貢献するためだ。当社の検証施設を使って、パートナーが製品の検証するための環境も用意している」(黒川氏)
特にネットワールドが伝統的に強みとするストレージ製品のトレーニングは毎回盛況で、国内の主要SIerやメーカーの担当者が数多く集まり、熱心にスキル習得に励んでいるという。また近年ではストレージ製品単体だけでなく、Cisco Systemsの「Cisco Unified Computing System(UCS)」をはじめとしたサーバ製品とストレージを組み合わせた、いわゆる「コンバージドインフラ」にも力を入れているという。
「さまざまなベンダーの製品を組み合わせて、それらを自社内であらかじめ検証した上でパートナー企業に提供できるのが当社の最大の強みだ。当社は『コンバージドシステムの総合ディストリビューター』を目指している。その一環として、当社が取り扱っている各種コンバージドシステム製品の比較情報を整理して、Webサイトに掲載している」(黒川氏)
参考
コンバージドインフラの解説ページ(ネットワールド)
既にネットワールド自身が自社の基幹システムをコンバージドシステム製品上に移管し、さらにはそのDRサイトをNETWORLD CLOUDに構築するなど、主力製品/サービスを自ら導入し、生きたノウハウの蓄積に取り組んでいる。こうして得たノウハウは、パートナー企業にも惜しみなく公開し、日々のセールス活動に活用してもらっていると野村氏は語る。
「今後ニーズが高まってくる技術領域として、ニフティクラウド以外のパブリッククラウドサービスを使ったハイブリッド運用や、Cisco Systemsのインタークラウドなどの検証を進めており、既に成果を上げている。これらの成果は随時パートナー企業にもフィードバックさせていただく。さらに、セキュリティ対策製品/サービスをパッケージ化して提供するなど、将来のニーズを先取りしていく。今後もパートナー企業が販売しやすい形で製品/サービスをパッケージングして提供していきたい」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
5
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
6
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
7
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
8
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
9
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
10
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー