徹底解説「ランサムウェア」の脅威と対策【最終回】
「ランサムウェア対策製品」選びに失敗しない“4つのチェックポイント”(3/3 ページ)
ランサムウェア対策強化「3つのステップ」
予算やリソース、運用を考慮した場合、複数のランサムウェア対策製品の導入を一度に検討することは難しいかもしれません。そこで本連載の締めくくりとして、無理なくランサムウェア対策を強化するための段階を踏んだ方法を紹介します。ランサムウェア対策について、どこから手を付ければいいのか分からない法人組織は、以下の流れを参考にしてください。
その1:既存投資の有効活用
既に導入済みのセキュリティ製品の機能をあらためて確認してみましょう。前述のようなランサムウェア対策を進める上で有効な機能がある場合は、その機能が有効になっているかどうかを確認し、必要に応じて設定を見直してください。
その2: Webやメール経由の侵入をブロック
次にランサムウェアの侵入経路であるWebやメールのセキュリティ対策を見直しましょう。対策が不十分な場合は、まずは前述のランサムウェアに有効な技術を搭載した製品の導入をお勧めします。
その3:万が一の侵入を早期発見
予算や運用面の部分をクリアできる法人組織については、万が一自社の端末がランサムウェアに感染した場合に適切な対応ができるよう、LANを監視できる製品を導入し、体制を整えておくことが重要です。ランサムウェアに限らず、被害の早期発見を可能にする対策は、近年重要度が増しているセキュリティ対策の1つです。
3回にわたり、ランサムウェアの対策ポイントや製品選定の方法について解説してきました。ランサムウェア対策に有効な製品/技術は、実はランサムウェアだけでなく標的型攻撃にも有効なので、費用対効果がそれだけ増えるといえるでしょう。
ランサムウェアの脅威は、もはや人ごとではありません。もしかするとみなさんの企業や組織も脅威にさらされているかもしれません。これを機に、あらためてランサムウェア対策の検討や見直しを進めることをお勧めします。
執筆者紹介
山外一徳(やまほか・かずのり) トレンドマイクロ コアテク・スレットマーケティンググループ
大学卒業後、官公庁の技術系職員としてセキュアなネットワークシステムの開発プロジェクトなどのセキュリティ業務に8年携わる。その後Webサービス企業でセキュリティソリューションの導入・運用、セキュリティオペレーションセンター(SOC)業務を経験。2015年にトレンドマイクロへ入社し、最新の脅威動向に関する情報をもとに法人向けに特化したマーケティング活動に従事。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
徹底解説「ランサムウェア」の脅威と対策
個人だけでなく企業にも影響が広がる身代金要求型マルウェア「ランサムウェア」の脅威。ランサムウェアとは何者なのか。企業はどう対処すべきなのか。詳しく解説する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
8
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー