米国の軍用規格を満たす構造品質
徹底レビュー:「ThinkPad X260」、ビジネスPCの定番が万人にオススメの理由(2/4 ページ)
端子と入力
ThinkPad X260には十分な数の端子が備わっている。具体的には、下記を搭載している。
- フルサイズのUSB 3.0端子が3つ
- イーサネット入力端子
- Mini DisplayPort
- フルサイズHDMI
- 4-in-1メディアカードリーダー
- 3.5ミリのオーディオジャック
またオプションでスマートカードリーダーを組み込むことが可能だ。Lenovo独自の充電入力端子も搭載している。この端子はフルサイズUSBと似ているが、下部にLenovoの拡張/ドッキングスロットがある。電源ボタンとオプションの指紋スキャナーは、キーボードの右側へりに配置されている。
残念ながら、将来の保証をしてくれるUSB Type-C端子は搭載されていない。VGAを搭載したUltrabookで最後にリリースされたものを思い出すことはできないが、オフィスで使用されているプロジェクターや外付けモニターでは、VGAは依然として普遍的な標準だ。
キーボードとタッチパッド
ThinkPad X260は、83個のキーを配置したQWERTYキーボードを搭載している。アイソレーションキーボードでキーの下部が丸みを帯びているのが特徴となっている。数字と文字のキーサイズは約1.5×1.5センチで、各キーの間には0.3センチの間隔が設けられている。キーの反応は良く、キーストロークは約1.6ミリ。心地よいキー入力の実現には十二分な仕上がりとなっている。
キーは全部で6列。ファンクションキーが1列あり、この列はWindowsのショートカットも兼ねている。バックライトはオプションだが、十分明るい。
ThinkPadの象徴である赤い突起状のスティックデバイス「TrackPoint」はGHBキーの間に配置されている。この3つのキーの真下に当たるところに8.7×5.4センチのタッチパッドがある。このタッチパッドは適切に動作する。これまでにTechTargetがテストしたWindows搭載デバイスのタッチパッドと同様に反応は良い。Windowsの操作の各種ショートカットもサポートしている。例えば、3本指でタップするとCotranaが起動する。
ディスプレイとスピーカー
ThinkPad X260では、ディスプレイの選択肢が3つ用意されている。サイズは全て12.5インチだが、TN(解像度1366×768ピクセル、輝度200ニト)、IPS(解像度1366×768ピクセル、輝度300ニト)、フルHDのIPS(解像度1920×1080ピクセル、輝度300ニト)の中から選べる。一般的にIPS方式のLCDディスプレイの方がTN方式よりも色の再現力が優れており、視野角も広い。一方TN方式のLCDディスプレイは、安価でリフレッシュレートが高速だ。ただし、斜めの角度から見ると、色が反転する。またいずれもペンやタッチ操作による入力はサポートしていない。なおTechTargetがレビューに使用したThinkPad X260は、IPS方式のディスプレイを搭載している。
ディスプレイに関しては幾つかの注意事項がある。解像度1366×768ピクセルのTN方式と解像度1920×1080ピクセルのIPS方式のディスプレイには大きな違いがある。ビジネスユーザーの中にはTN方式のディスプレイを好む人もいる。その理由は、視野角に問題があることがプライバシーの確保と眼球の移動を少なくするのに一役買っているからだ。とはいうものの、多くのユーザーにとって解像度と明るさの違いは、アップグレードにコストをかける十分な理由となる。
一般消費者向けのクライアントPCや2-in-1デバイスでは、QHDディスプレイと4Kディスプレイが普及している。だが多くのビジネスクライアントPCのディスプレイは、フルHD止まりとなっている。その理由は、省電力化とビジネスでは高解像度での表示用に最適化されていないカスタムアプリケーションを使用していることがあるからだ。
この点を考慮すると、TechTargetがレビューしたThinkPad X260は平凡なディスプレイを搭載しているといえるだろう。色は不正確でコントラストも不鮮明だが、適度な広さの視野角を確保している。また明るさを最大にしても、ディスプレイはくすんで見える。グレア対策である光沢なしの加工が施されていなかったら、屋外で使うのは難しいだろう。
スピーカーも平凡だ。ただし、スピーカーについてはほとんどのクライアントPCに対して同じことがいえるだろう。個人で使う分には問題なく、静かな部屋で音を響かせるのには十分な音量を備えている。だが音質は良くない。低音は最小限で、高音は安っぽい感じがする。
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