“Surface Pro 5”の単なる前座ではない
「Surface Studio」を先取りレビュー、“無重力ヒンジ”と「Surface Dial」に絵師が歓喜?(2/2 ページ)
特別な仕掛けのあるSurface Dial
Surface Studioは、スタイラスペンの「Surfaceペン」やキーボードの「Surface Keyboard」、マウスの「Surface Mouse」を用意する。Surfaceペンは、「Surface Pro 4」および「Surface Book」向けのものと似ており、全く同じものという可能性もある。1024段階の筆圧検知が可能で、マグネットでディスプレイに対して着脱できる。Surface Studioのディスプレイに対する書き心地は快適だ。
Surface KeyboardとSurface Mouseは、どちらもBluetoothで接続し、単4電池で動作する。キーボードには適度な弾力があり、特別な仕掛けはない。
特別な仕掛けは、ダイヤル型入力デバイス「Surface Dial」のために残されている(写真5)。単4電池で動作するSurface Dialは、Microsoftの「Windows 10 Anniversary Update」をインストールしたデバイスにBluetoothで接続できる。Surface Studioとは別売りで、価格は99ドルとなっている。
Surface Dialはその名の通り、回転したりクリックしたりして、Windows 10とWindows 10アプリケーションを操作できる。同製品にはSurface Studioで使用するための特別な仕掛けが用意されている。ディスプレイの上に置いているときに、通常とは異なる操作が可能になるのだ。例えばアートアプリを利用する際、デスクの上に置いた状態でSurface Dialを回すと画面がズームインするが、ディスプレイの上に置いて回すと色彩パレットが表示される。この機能を使用すると、アーティストはSurface StudioのディスプレイからSurfaceペンを離さなくても瞬時に色を変更できる。
またSurface Dialの底面を覆うパッドにより、特にSurface Studioを160度の角度で使用しているときに、画面に付着しやすくなる。Surface Dialの寸法は、59(幅)×30(高さ)ミリで、重量は145グラムだ。単4電池2つで動作する。
Surface Dialを手のひらに乗せると、高級なアクセサリーのようだ。スムーズに回転し、正確な動きによって多くの操作を厳密に制御できる。今後、サードパーティー製アプリの開発者がSurface Dialの機能を利用して、どのようなものを開発するのか楽しみだ。例えば、ビデオ映像を編集しながら磨きを掛けることができるかもしれない。
Surface Studioの価格と購入
Surface Studioは、米国ではクリスマスシーズンまでに出荷される予定だ。価格は2999ドル(Core i5搭載モデル)から4199ドル(Core i7、GeForce GTX 980M、32GBメモリ、2TBストレージ搭載モデル)となっている。この価格に、Surface Dialの代金(99ドル)は含まれない。
Windows 10 Creators Update
その名の通り、Surface Studioはコンテンツ作成、特に美術ベースのコンテンツ作成を目的に開発されている。そして2017年春にリリースが予定されているWindowsのアップデート「Windows 10 Creators Update」も、同様にコンテンツクリエイター向けのものになっている。
Windows 10 Creators Updateは、新たな3D(3次元)画像のモデリングと編集の機能を搭載したWindows 10の無料アップデートとなる。これまで重宝されてきた「ペイント」アプリは、「ペイント3D」という形でついにアップデートされ、3D画像を管理および編集する機能が備わった。
ペイントの枠を超えて、3Dオブジェクトを「Microsoft PowerPoint」などのMicrosoft Officeアプリにインポートしたり、拡張現実(AR)ヘッドセット「Microsoft HoloLens」や、開発中の仮想現実(VR)ヘッドセットで表示したりすることも可能だ(写真6)。
VRヘッドセットについて、Microsoftは多くのことを明らかにしていない。明らかになっているのは、その製作にDellやHP、Lenovo、Acer、ASUSTeK Computerが携わっていることと、Windows 10 Creators Updateと同時期の2017年春に299ドル以上でリリースされることのみだ。
Windows 10 Creators Updateは、オンラインゲームサービス「Xbox Live」でプレイ中のゲームを友達にストリーミング配信する「Beam」を同梱する。これは、Amazon.comのゲーム実況サービス「Twitch」のようなものだ。この機能により、友達や頻繁に連絡を取るエンドユーザーをホーム画面(タスクバーなど)に表示し、コンテンツを簡単に共有できる。
新しいSurface Book
このイベントで発表されたのは、これだけではない。新しいSurface Proの発表はなかったが、新しく進化したSurface BookがMicrosoftの製品ラインアップに加わる。
Microsoftによると、ハイエンドモデル「Surface Book with Performance Base」ではパフォーマンスが向上し、バッテリー持続時間は最大16時間になるという(写真7)。CPUにIntelの第6世代のCore i7プロセッサ、グラフィックスカードにNVIDIAのGeForce GTX 965M(2GBのGDDR5メモリ)を搭載する。
Surface Book with Performance Baseの価格は2399ドル(メモリ8GB、SSD256GBモデル)または3299ドル(メモリ16GB、SSD1TBモデル)となっている。
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