“Surface Pro 5”の単なる前座ではない
「Surface Studio」を先取りレビュー、“無重力ヒンジ”と「Surface Dial」に絵師が歓喜?(1/2 ページ)
Microsoftが2016年10月に発表したディスプレイ一体型PC「Surface Studio」。“無重力ヒンジ”をはじめとする本体の機能もさることながら、周辺機器にもきらりと光るものがある。
Microsoftがリリースを予定している新しいディスプレイ一体型デスクトップPC「Surface Studio」から興味をそらすのは難しいだろう(写真1)。28型の「PixelSense」ディスプレイの解像度は4500×3000ピクセルと非常に高く、ベゼル(額縁)は狭い。
このSurface Studioこそが、「Surface」シリーズの責任者パノス・パナイ氏が、「Windows 10」を搭載した初のデスクトップ型Surfaceに求めていたものを具現化した製品だ。同氏は、コンテンツクリエイターがデスクトップ型Surfaceで作業に没頭できるようになることを望んでいた。
併せて読みたいお薦め記事
Surfaceシリーズについてもっと詳しく
- 「Surface Pro 5」の発売は2017年春? 気になるうわさをまとめた
- 「Surface Book」の価格に納得できない人たち
- 徹底レビュー:「Surface Pro 4」、“細かすぎて気付かない改善点”と変わらない魅力
Windowsデバイス vs. Macbook
“無重力ヒンジ”
Surface Studioユーザーが作業に没頭できるようにするために、Surface Studioのディスプレイは「Zero Gravity Hinge」(無重力ヒンジ)という、力を入れずに動かせる調整幅の広いヒンジ機構を備える。無重力ヒンジにより、ユーザーはSurface Studioのディスプレイを寝かせた状態にして、製図台のようにして利用できる(写真2)。
これがSurface Studio最大の技術的な偉業だ。この無重力ヒンジは、全く重力を感じさせない。滑らかで安定性があり、簡単に確度を調整できる(写真3)。
28型のディスプレイを備えたSurface Studioでは、ドキュメントを実物大で表示することが可能だ。Surface Studioで「Microsoft Word」ドキュメントを表示すると、紙に印刷したときの大きさと同じであることが分かる。総重量は9.56キロだ。どっしりと重いが、実際に持ち上げてみないと重いかどうかは分からないだろう。
Surface Studioベースの端子
比較的小さなベースは、4点で底面に接し、頑丈な土台となっている。このベースからは、後部中央から電源コードが1つ出ているだけなので、簡単にスクリーンの傾斜を調整できる。USB 3.0端子4基に加え、フルサイズのSDカードスロット、Mini DisplayPort端子、ギガビットイーサネット端子、3.5ミリのオーディオコンボ用端子がそれぞれ1基備わる(写真4)。
不満なのは、このような高度なデバイスがUSB Type-C端子を搭載していないことだ。これが小さなボディーに多くのものを詰め込まなければならないという、厳しいエンジニアリングの制約のせいであることは想像に難くない。だがハイエンドデバイスに将来長く使える可能性がある端子がないのは、残念なことだ。
Surface Studioのスペック
Surface Studioは、Intelの第6世代「Core」プロセッサである「Core i5-6440HQ」または「Core i7-6820HQ」を搭載する。グラフィックスカードは、Core i5モデルはNVIDIAの「GeForce GTX 965M」、Core i7モデルは同じくGeForce GTX 965Mまたは「GeForce GTX 980M」を備える。DDR4メモリには、8GB、16GB、32GBの選択肢がある。SSD領域とHDD領域を混合したとみられるハイブリッドストレージについては、1TB(SSD領域64GBまたは128GB)または2TB(SSD領域128GB)から選ぶことができる。
この全てがSurface Studioを強力なクライアントPCにしている。だがIntelの新しい第7世代Coreプロセッサは搭載していない。このような高度なハードウェアが、新しいプロセッサを搭載しないのは残念なことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
8
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
9
AIで人を減らした企業がもう心変わり 「AIブーメラン現象」の実態
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー